「選択してきたことは間違いじゃなかった」学歴・国籍・性別に左右されないグローバルパートナーズで社会課題の解決に向かう
written by 紺野天地
グローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、「若者と企業と世界をつなぐ」を掲げ、日本のGDP向上を目指して国内外で事業を手がけています。
村上彩羽(むらかみ・さわ)さんは2024年4月に入社し、現在は地元の新潟県で在宅勤務をしています。15歳という若さで社会に飛び込み、その経験から「障害福祉の社会問題を解決する」というビジョンを抱いている村上さん。ご自身のこれまでや描く未来とあわせて、GPでの日々について伺いました。
村上彩羽(むらかみ・さわ)さん
2024年04月 入社 グローバル人材事業部
中学卒業後、早くから社会人経験を積むために、通信制の高校で月2回授業を受けながらカフェやアパレルショップで働く。その後、障害福祉系の仕事を経験するうちに自ら事業をおこしたいという思いが強くなり、新たな挑戦を求める中でGPに転職。一児の母でもあり育児と仕事に奔走中。
入社の決め手はGPのビジョン
――GP入社前は障害福祉の仕事をされていたのですね。
はい。前職は障害者雇用の人材紹介会社で営業を、その前は就労継続支援A型事業所(※)で施設長として働いていました。福祉経験のない人に施設長を任せたいということで、採用されたのは21歳になったころです。
就労継続支援A型事業所で働いているとき、利用者様の就業先を見つけることにやりがいを感じて、その点に特化している前職に転職しました。
※一般企業への就業が困難な方が賃金を受け取りながら働くための施設
――山本社長との出会いはYouTube番組「就活サバイバルNEO」だと伺っています。
そうです。障害福祉の仕事をする中で、約半数の企業が障害者の法定雇用率を満たせていないという現状を知って、それを解決するための事業を始めたいと思うようになりました。
私自身、以前から独立したいという気持ちがあったので、事業案を考え、勢いのある企業でカタチにできたらと思って番組に応募しました。
――出演後、どういった流れでGPに?
番組では「『就労継続支援A型事業所』×『育成スクール』×『人材紹介サービス』」という事業案をプレゼンして、山本社長含め3名の社長さんから「採用したい」と言っていただきました。
最初はGPではない企業から仮内定を頂き、社内起業をする方向で打ち合わせを重ね事業計画書を作ったのですが、その過程で苦労の連続で……力不足を痛感しました。いちから営業を学び直したいとも思ったので、一旦他の社長さんのお話も伺いたいとご相談して、山本社長とつないでいただきました。
――GPへの入社の決め手は?
私が描いているビジョンがGPのビジョンに近いと感じたことです。
外国籍人材に対して固定観念を持つ企業は多い一方で、日本企業が成長するには外国籍人材の受け入れは必須。だからこそGPのような営業会社が人材と企業のベストマッチングを増やして、現状を打破していく必要がある。
そういったお話をお聞きして、障害者と外国籍人材という違いはあるけれど、人々の偏見や誤解をクリアにしながら良い出会いを育むという点で、根本的なところは似ていると思ったんです。
変化に柔軟なGPならではの出来事
――GPで働き始めてまもなく半年。率直な感想は?
一言でいうと楽しいです。同世代、あるいは年下のメンバーと一緒に働くのは始めてで、良い意味で刺激を受けています。
――初月から営業目標を達成したそうですね。おめでとうございます。
ありがとうございます。
それこそ周りから受ける影響が大きくて。同期に就活サバイバルNEO経由で入社したメンバーがいますし、5月、6月、7月と立て続けに新入社員が増えたりして、「負けたくない」っていう焦りが良いエネルギーになっている気がします。
――GPの雰囲気は自分に合っていると感じますか?
そう思います。私は元々、人に頼るのがとても苦手で、自分で抱え込んでしまうタイプです。
けれど、GPは何かあったときにすぐ言える環境があって、実際に仕事中は「なんでこうなっているんですか」「なぜこの値段設定なんですか」とラフに聞くことができるから、自分で抱える前に解決してしまいます。そういう環境に感謝しているし、自分にとって居心地のいい職場です。
――村上さんの疑問がきっかけで変わったことなどあれば伺えますか。
担当しているグローバル人材事業では、就職したい外国籍人材と採用したい企業が面接をするのですが、2回目以降の面接は企業側に金銭的な負担が生じていました。私としては企業が納得するまで面接してほしいので、どうしてもそれが腑に落ちなくて。
最終的に山本社長に相談したとき、「確かにそうだね」と納得されて、その場で面接を取りしきる協働企業さんに連絡して交渉してくださったんです。オープンで変化に柔軟なGPならではの出来事でした。
普段は新潟で子育てをしながら勤務
――村上さんはGPで珍しいリモートワークですね。
そうなんです。家庭の事情から急きょリモートワークを認めていただき、普段は実家のある新潟から就業して、出張は通常どおり対応しています。
――リモートワークならではの孤独感はありませんか?
最初は不安でしたし、実際にオフィス勤務のときより会話は減りました。
それを受けて、本社オフィスの真ん中にパソコンとスピーカーを置いてもらったので、今は画面越しに名前を呼べば振り向いてもらえます。ですから寂しさはそこまでないですね。
――子育てをしながらの就業はいかがでしょうか?
GPに子育て中の人がいることもあって、皆さん理解があります。
私が保育園に娘を迎えにいった後は、画面に一緒に映ったり、ときどき終礼に参加したりもします(笑)
――良い環境で働けていますね。
そう思います。
私は新潟にいますが、働く場所に関係なく頼ることのできる仲間が増えて嬉しいし、自分の人生に大きな影響があると感じています。特に同期の服部純平は前期同じチームで、戦友みたいな存在です。夜に電話しながらお互いの数字を自慢し合ったりするくらい仲が良いですよ(笑)
――お話を伺っていると仕事を楽しんでいることが伝わってきます。
仕事をしてる時間がすごく好きです。大切なものを聞かれたときに、一番は子どもで、二番目が仕事になるくらい欠かせません。
私は高校が通信なので学校にはほとんど行かなくて、当時から働いていました。教室で毎日勉強したのは中学生までですが、その分、社会人としての経験は長いです。だからこそプライドがあるし、それが仕事を頑張れる原動力のひとつになっています。
GPは活躍すべき人が活躍しているフェアな職場
――これからのキャリアが楽しみですね。
はい。就活サバイバルNEOに出演したことが私の人生の分岐点になる気がするんです。
私が出演した回のコメントを見たらたくさんお褒めの言葉を頂けていて、自分の人生に改めて自信を持てたように思います。
――今までは自信を持つことができなかった?
自分ではそう思っているつもりはないんですけど、「なんで学校行かないの?」と言われることが結構あったりして。周りから見たら可哀そうな人生なんだなって、感じてしまうことが少なくありませんでした。母子家庭ですし、高校はほとんど行っていなくて、体育祭や文化祭、修学旅行も経験してないですし。
けれど今は、自分が選択してきたことは間違いじゃなかったんだなって自信を持って言えます。
――村上さんの経験を踏まえて、最後に求職者に一言お願いします。
私のように学歴コンプレックスを持っている人は結構多いと思います。他にも、子どもがいたりとか、何かが自分の中で引っかかっている方がいたら、ぜひ一度GPに来て、ここで働く人たちのことを見てほしいです。
GPでは学歴や国籍、性別に関係なくフェアに競い合い、高め合って、活躍すべき人が活躍しています。そんな光景を目の当たりにしたら、きっと自分の可能性を信じることができると思いますから。
【取材後記】
自分のビジョンについて一語一語ハッキリと言葉で示す村上さん。その対応は23歳という年齢を忘れてしまうほど聞き手に安心感を与えます。15歳のときから社会に向き合い、見たこと感じたことを自分の中に落とし込み、自らの考えとして昇華する。その連続の中で培われたオリジナリティには力強さも感じました。
「結構丸裸に話した感があります」と仰るほど丁寧に応えてくださったことを感謝しつつ、村上さんが思い描く事業がカタチになるこれからを楽しみにしています。
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