グローバルパートナーズ・インターン生座談会 ~若者たちはどんな未来を想像し、挑戦しているのか~
written by 紺野天地
グローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、企業として「若者を世界一信じる会社」を掲げています。代表取締役の山本康二社長を中心に、雇用や事業を通じて若者の成長支援に尽力してきました。
今回インタビューしたのは、そんなGPでインターン(インターンシップ)をしている塚原太郎さん、佐貫玲央さん、カミラさん。置かれた境遇や描く未来は違いますが、GPという会社のもとに集まった3名です。
現在、同社の入口とも言えるグローバル人材事業部でテレアポ業務に従事しながら、研鑽を重ねている3名がどのような志を抱き、どんな未来を思い描いているのか。仕事の様子とともにお話を伺いました。
塚原太郎(つかはら たろう)
大学4年。未就学児のころに始めたサッカーを17年間続け、中高では主将を務める。高校生のときに初めてビジネスに触れて物販やアパレル、SNS運用などを経験。夜な夜な仕事に没頭すると、気が付いたら食事を忘れてしまうことも。
佐貫怜央(さぬき れお)
大学4年。大学1年のときからバイト漬けの日々を送り、働いていた居酒屋でバイトリーダーを経験する。元々は人見知りだったが、バイトを通して、人とのコミュニケーションに自信を持てるほどに成長。塚原さんとは入学直後からの友人である。
カミラ
大学4年。インドネシア・ジャカルタ出身で、母国の短期大学を卒業後、地元の日系企業に1年間勤務。アニメ「NARUTO」の大ファンで、「日本のことをもっと知りたい」という強い思いから来日に至る。動画編集やゲームの代行プレイヤーのアルバイトもしている。
<関連記事>
“童心のまま”の山本康二がグローバルパートナーズを経営するワケ~これからの日本を見据えて~
入社のきっかけとGPへのリアルな第一印象に迫る
――GPでインターンを始めたきっかけについて教えてください。
カミラ:去年の12月、インターナショナルジョブフェアでGPと出会いました。事業や会社の雰囲気に惹かれてすぐに興味を持ったのですが、営業に対して苦手意識があって……。
「私でも営業できますか?」って相談したことで逆に背中を押してもらい、チャレンジしてみよう、とインターンに参加しました。
佐貫:僕の場合は「就活サバイバルNEO」というYouTube番組に出演したときに、山本社長が採用してくださったんです。
山本社長は、携帯電話をほとんどの人が持っていないところから世の中に広めたりと、今の「当たり前」を築いてきた人。僕の憧れだったので、GPで働くのは念願でした。
塚原:僕は元々他の会社でインターンをしていたのですが、YouTubeを通じたご縁から山本社長と個人的に連絡を取っていて、社内運動会に呼んでくださったんです。
GPの型にはまらない感じが「自分に合う」「居心地が良い」って感じて、そのままインターンをさせてもらう流れになりました。
――GPの最初の印象について伺えますか?
カミラ:グローバルにビジネス展開をしていて、とてもワクワクしたのが一つ。あと、まるでスポーツチームみたいに活気があって、「若者がチャレンジできる会社」っていうのが真っすぐに伝わってきました。
佐貫:皆さんフレンドリーで社員同士の距離が近いので、たしかに「会社」というより「チーム」っていう言葉が合う気がします。僕は会社に対して固いイメージがあったのですが、GPは立場や年齢、国籍による垣根がなくて、それが良い意味でくつがえされました。
――塚原さんが感じる「居心地の良さ」に関係していそうですね。
塚原:そうかもしれません。ただ実は、その心地よさに甘えてしまう気がして、最初は「この会社にいちゃいけないんじゃないか」と思っていたんです。自分にとって大変な環境に身を置いたほうが、成長につながると考えていたので。
そんなとき、社長から「無理に自分をつくらなくていい。環境に甘えることを悪く捉える必要はないよ」と言ってもらえて、考え方が変わりました。
仕事の価値観や自己認識にも変化が
――実際に働いてみてギャップはありますか?まずはカミラさんからお願いします。
カミラ:ギャップというより、やっぱり「営業って難しい」と感じています。私は内向的な性格なのもあって、営業に自信が持てないままなんです。けれど、皆さんが私のできること・できないことを踏まえてアドバイスしてくださって、最近は少しずつ意識がポジティブになってきています。
外国人材を日本企業に紹介する業務では、「インドネシア人って日本語学習者が多くて、聞くだけですぐ言葉を覚えちゃうんですよ」というように、自分の経験を踏まえたアピールができるようになりました。
――仕事に対する考え方の変化なんかもありましたか?
カミラ:はい。数字で目標を定める大切さに気が付きました。正直、今までは「大事なのは数字じゃなくて質でしょ」と思っていた部分があったんです。
けれど、数字を追いかけて試行錯誤する中で営業の質も上がる。最初から質ばかり追いかけると、結局「売れない営業」になっちゃうんだなって。
――入社後のギャップについて、佐貫さんはいかがでしょう?
佐貫:僕は自分に対する期待値と現実のギャップを感じています。
居酒屋でアルバイトしていたとき、お客様から「きみは営業が向いてるよ」って言っていただけることが多くて、自分では営業ができると思っていたんですよ。でも実際にやってみたら、テレアポのお客様に話を聞いてもらえすらしなくて、「え?」って茫然としました。
――その壁を突破するために取り組んでいることは?
佐貫:社長や社員の方々から自分で気付けないようなアドバイスを頂いていて、例えば先日は「声のトーンが子どもっぽいから、発声のトレーニングをしたほうがいい」と教えてもらいました。「もっと腹から声だしたほうがいいかな?」とか自分なりに模索してます。
中学や高校では、割と何でもそつなくこなすタイプだったので、「なぜできないのか」って考える習慣がなかったんですよね。今はその習慣づけも頑張っています。
――現在、壁に突き当たっても真っすぐに向き合えているのはなぜでしょうか?
佐貫:YouTube番組に出たことが大きいと思います。実は出演が決まる数日前、大手企業の営業部の方にスカウトしていただいたんです。けれど、自分は今まで、流れに身を任せながら何となく進んできた。ここで「ぜひ」と言ったら、それの繰り返しだと思って、スカウトをお断りして番組に挑戦することを決めました。
同じ学校の塚原の存在も大きくて。彼の生き方や仕事への姿勢を見ていたら「今のままじゃだめだ」って考え方がガラッと変わったんです。
塚原:ありがたいですね。個人的にも、そうやって多くの人に影響を与えられるような人間でありたいし、いずれは日本全体を巻き込めるくらいになりたいです。
――塚原さんがそこまで仕事に没頭する理由は?
塚原:経営者である父を超えたいとずっと思っていて、その先の展望として、利益で1兆円稼ぐという目標があるんです。
一度決めたことは絶対に成し遂げたいので、「甘ったれた生活をしてたら目標を達成できるわけがない」って常に自分を奮い立たせています。
――1挑円稼ぐという目標の先に、何を見ていますか?
塚原:誰にも想像できないものを自分で作り出したい。それくらい大きいことを成し遂げたいんですよね。人生一度きりなので、普通の暮らしをして死ぬのは、なんか哀しいなって。
だから、今はとにかく即断即決で、あらゆることにチャレンジしています。日々壁だらけなんですけど、失敗しても怪我したり命を取られたりするわけじゃないので、とにかく突き進んでます。
理想の自分を超える
――10年後にどうなっていたいか、目標をお聞かせください。
佐貫:今のところ、「起業したい」「社長になりたい」という思いはないんです。僕がなれるんなら誰でもなれるだろうし、もっと社長になるべき人がいると思うので。
ただ、参謀のポジションとして事業を動かしたいという目標はあって、今のうちにしっかりとビジネススキルの下地をつくりたいです。
カミラ:私も似ていて、目標は企業の中でリーダーになることですね。最近、自分が「架け橋」としてのポジションが向いてるんじゃないかと思うんです。例えば、オンラインゲームを通じて仲良くなったマレーシアの友達を地元の親友に紹介したら、その2人が意気投合したり。
だからリーダーとして、人と人が心地よいコミュニケーションを取れるような環境をつくれたらと思います。
塚原:自分の島をつくって、新たな文明を築きたい。そんな理想はあるんですけど、現実的には、複数の会社を運営しながら、人を食べさせていける人間になっていたいです。
20代のうちは働きまくって、30代に入ったらそれまでより落ち着いた生活をしているかもしれませんね。
――最後に、これから就活を控える学生に向けて一言お願いします。
佐貫:以前の自分は、何かに挑戦するときに「やらない理由」を探していました。けれど、「就活サバイバルNEO」に出演することを決めたときは、まずやってみたんです。その結果GPで働くことができたし、毎日のように成長を感じています。
勇気を出して一歩を踏み出したら、「踏み出して良かった」と思えるような未来が絶対待ってると思います。やらない理由を探さずに、まずはチャレンジしてみてください。
カミラ:「自分にはスキルがないから」と足踏みしている人もいるかもしれません。けれど、スキルはこれから身に付ければいい。私だって、営業の仕事は自分に向いていないと思っていたのに、今は「向いているかも?」って思えています。
「自分はきっとこうだ」と決めつけずに、いろんな会社の情報を探って、ここで働きたいと思ったところにチャレンジしてみることが大事だと思います。
塚原:僕が思うに、安定志向は何も生みません。
志を高く持って、自分にとってキツイほうを選ぶ。誰かにいいように使われるのではなくて、自分自身が周囲に良い影響を与えられるような人間になれる会社を選ぶ。そうやって自分軸を持って進んでいった先で、いつか、自分にとって一番幸せな居場所が見つかるはずです。
【取材後記】
インターンを「会社のことを知る」「社会に触れる」といった準備期間と捉えず、明確な思いや目的を持って仕事に臨む3名。GPという誰しもが平等にチャレンジできる環境の中で、いち社会人として理想を実現させるために前進している姿に元気をもらいました。
自分の人生を自分の脚で進んでいる塚原さん、佐貫さん、カミラさんが、これからどんな未来を歩んでいくのか。想像するだけで楽しみです。
グローバルパートナーズの採用情報はこちら