始まりは「自分一人だけ未達」から グローバルパートナーズで成長を続けるムードメーカー
written by 紺野天地
グローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、「若者と企業と世界をつなぐ」を掲げ、日本のGDP向上を目指して国内外でビジネスを手がけています。
今回インタビューした川鍋悟史(かわなべ・さとし)さんは、親しみを感じさせる人柄で、GPではムードメーカー的な存在です。そんな彼は、入社後最初のクォーター(※)で「同期の中で自分だけ目標が達成できない」という苦しいスタートを切りました。
※GPでは四半期ごとに目標設定を行っている
しかし現在は、安定的に目標を達成していて、事業の責任者的ポジションも担うほどに成長を続けています。川鍋さんに、成長の要因になっている考え方や出来事について伺いました。
インタビュー日:2023年11月22日
川鍋 悟史(かわなべ・さとし)さん
2021年07月 入社 グローバル人材事業部
小学生のとき、友人の母が経営する塾で英語の面白さに触れ、海外に興味を持つ。外国語の専門学校を卒業後、個人事業主のドライバーを経てGPに入社。大のサッカー好きで、将来実現させたい夢の一つは、スペインで仕事しながらサッカー観戦をする日々を送ること。
一度は面接辞退も、自分の気持ちに正直に再チャレンジ
――GP入社前は、どのようなお仕事をされていたのですか?
約1年間、個人事業主としてドライバーをしていました。
本当は、専門学校を卒業した後にオーストラリアに留学する予定で、手続きもほぼ完了していたんです。けど、ちょうどそのタイミングでコロナ禍に入ってしまって、お金を溜めようと一旦は個人で仕事をしました。
――そこからGPに入社したきっかけは?
1年経ってもコロナ禍が落ち着かなくて、それなら海外系の事業を展開している企業に入社しようと就職活動を始めました。GPの求人を見つけたときは、「この会社の事業、まさに自分がやりたいことだ!」と思いましたね。でも実は僕、一度GPの面接を辞退しているんです。
――辞退した理由を伺えますか?
GPの一次面接が終わった時点で、他の会社から内定を頂いて。僕は「早く就職しなきゃ」という焦りから、GPに二次面接のお断りの連絡をして、別会社に入社の意思を伝えました。
けれど、それを周りの人たちに話したら、「行きたい会社に行ったほうがいい」と言われて、僕自身も「やっぱりそうだよな。GPで働きたい」という思いを再認識したんです。それで、「もう一回選考を受けさせていただきたい」と頼み込んだら、ありがたいことに受け入れてくださって。面接を経て内定を頂き、入社することができました。
上司の休職がきっかけで意識が変わった
――現在担当されている仕事の内容をお聞かせください。
入社から今まで一貫して、グローバル人材事業部で営業を担当しています。テレアポをとって、商談、受注、契約をするのが一連の業務内容です。最近は、特定の外国籍人材における責任者的なポジションも担っていて、提携先の窓口として幅広い業務をしています。
――異業種からの入社ですが、当初、難しさはありましたか?
最初はくじけそうになりましたよ(笑)
というのも、入社後最初のクォーターで、同期4人が目標を大幅達成する中、僕だけ未達で、しかも営業数字が0のまま終わったんです。
僕はコミュニケーションが苦手なわけではないし、「それなりにやれるだろう」と高をくくっていました。普段は楽天的で落ち込むことがないのですが、そのときだけはひどく落ち込みました。
――どうやって意識を持ち直されたのですか?
まず、「なんで自分だけできなかったんだろう」って反省しました。そうしたら、人に頼っていなかったことに気が付いたんです。そのときの僕には、「自分なりのやり方でやるんだ」って変なプライドがあったんでしょうね。それを取っ払って、上司や結果を出してる人、同期にとにかく相談するようになって、ほぼ毎日ロープレをしました。
――それからの成績は?
次のクォーターでは目標を達成できました。ただ、それ以降も成績が安定していたわけじゃなくて、最近になって意識がハッキリと変わる出来事があったんです。
第2クォーター(4~6月)が終わったときの面談で、上司から「休職するかもしれない」という話があって。そのとき、「自分がなんとかしなきゃいけない」って責任感みたいなものを一番に感じました。その場で僕は、「これからは常に目標を達成します」と告げて、上司が担当していた仕事を「自分に任せてほしい」とお願いしました。
――そういった経験が、最近の成果につながっているのですね。
そうかもしれません。それまではただ数字を追っていたのですが、今は、自分がどれだけの売上を会社に持ってくることができているのか、粗利で見るようになりましたし。最近は事業計画書を作ったりもしていて、仕事上の視野が広がった気がします。
楽しみながら仕事がしたい
――営業で大切にされていることを伺えますか。
お客様との会話を楽しむことですね。僕の場合、頂いた時間のうち、半分はアイスブレイク、半分は商談っていう具合に、雑談をたくさんします。
――アイスブレイクはどのようにしているのですか?
商談先に早めに行って、周りを散歩しながら、近隣のお店や自然などを自分の目で見ます。例えば地方に行ったら、都内ではなかなか見られないような綺麗な水が流れる川があったり、その土地ならではの魅力って必ずあるんです。
――会話を楽しむというのは、川鍋さんの仕事に対する価値観が関係していそうです。
そうですね。楽しく仕事がしたいタイプなので、どうやったら楽しい雰囲気を作れるかをよく考えています。
僕は社内ではいじられキャラみたいな感じです(笑)自分がきっかけで空気が明るくなったら嬉しいですし、楽しみながら仕事をしたほうが生産性も上がると思っています。
――実際にコミュニケーションを取る様子を見ても、愛されキャラなのが伝わってきます。
そうなんですかね(笑)まあ、人とコミュニケーションを取るのが好きなので。普段接点がない別部署の人でも、自分から声をかけたりしますし、そのまま仲良くなって飲みに行くこともありますよ。
いつか社長みたいな営業ができるように
――これから特に伸ばしたい部分はどこでしょうか?
営業力です。最終的には社長みたいな営業力を持つのが目標です。
社長の営業を受けた人の話を聞いたら、いつの間にか、自分の中に前向きな気持ちしかなくなってるって言うんです。近い将来、大きな案件を僕が取ってきて、その商談に社長にも出てもらいたいなって思っています。
――これから経験したい仕事は?
ネット社会なので、IT関係のことを学びたいという気持ちがあります。ただ、今は目の前の仕事を安定させるのが僕の役割なので、まずはそこに集中ですね。それから、違う部署で学べることを本格的に考えたいと思います。
――今後の目標をお聞かせください。
グローバル人材事業部で取り扱っている業界・業種の幅を広げたいと考えています。現状、当社が強みとしている領域は一つだけなのですが、最近は他の領域にもアプローチしていて、実際にお客様が増えているんです。それを起点に、他業界・他業種への繋がりを広げていけたらと思っています。
――最後に、人生においてやりたいことがあれば伺えますか。
マンションを一棟買いして、そこに友人に安く住んでもらいながら、みんなで楽しく過ごせたらいいな、なんてよく考えます。やっぱり楽しいのが好きなんですよね。
仕事の面でいうと、今後どうしたいか、というビジョンはまだ具体的にはないんです。今勉強していること、経験していることを、これからのGPでのキャリアと自分の人生に生かせたらいいですね。
【取材後記】
自分を大きく見せようとせず、うまくいかなかった過去と、成果が出始めている現在について等身大で話す川鍋さん。成長の背景として、「仲間に聞くことが大切だという気付き」や「先輩の休職」を語っておられましたが、「周囲に楽しんでもらいたい」という川鍋さんの思いがその根幹にあるのではないでしょうか。他者の喜びを自分の喜びとして力に変えることのできる川鍋さんに、無限の可能性を感じました。
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