「できるかできないかじゃない、やるかやらないか」成長するための近道は変化を楽しむこと。

シルバー

written by ダシマス編集部

香川 晃亮(カガワ コウスケ)

香川 晃亮(カガワ コウスケ)

年齢:34歳
出身地:大分県大分市
社歴:10年(2014年3月入社)
役職:板橋大山店 店長
趣味:旅行(夢は世界旅行です)
特技:書道

大分、久留米、熊本で3年半の勤務を経て、アメリカ2号店の出店を機に渡米、シルバーレイク店の店長として5年キャリアを積み、現在は板橋大山店の店長として勤務。
人生を一言で言うと「転転転機」。転機は好機、すべてのターニングポイントをチャンスに転換して、変化を楽しみながら働く、香川さんに仕事や会社への想いを語っていただきました。

20年後の自分を後悔させないために転職を決意

ーー転職をしようと思ったきっかけを教えてください

当時18歳、久留米の大学に通っている時にアルバイトを始めたのが龍の家との出会い。

大学を卒業して、2年間は地元大分県で車の販売をしていましたが、その時の上司がつまらなそうに仕事をしていて、20年後こういう人になりたくない、環境を変えなければいけないとモヤモヤしていました。

そんな想いもあった中、当時のマネージャーから大分に龍の家ができるから戻ってこないかというご連絡をいただいたのがきっかけです。

 

ーー入社の決め手を教えてください

前職での年功序列という環境があまり好きじゃないというか、合っていなかったのが大きいと思います。当時、龍の家は20代のスタッフばかりでしたが、そんな若い年齢からでもチャンスがある会社ということに魅力を感じて、25歳になる年に社員として入社ました。

 

ラーメンづくりって、人を笑顔にする力があるんです

ーーお客様に感動を届けるために大切にしていることはありますか

大げさかもしれませんが、お客様が自分の妻や子供だったらと考えるようにしています。身内だったらきれいなお店で、美味しい商品、最高のおもてなしをしたいと自然と考えますよね。

アルバイト当時、私の乱れた盛り付けを見た社員から「お母さんがわざわざ地方から食べにきてくれた時に、こんな盛り付けでいいの?」ということを言われてすごく共感できたので、今は自分がスタッフへ同じように問いかけています。当然、盛り付けのマニュアルはありますが、そこに心が入ることが大切なんです。

ーーーお客様との印象に残っているエピソードはありますか

6年前に大分の店舗で店長として働いていた時に、上のお子様が小学5年生、下のお子様が小学3年生の姉弟がいらっしゃるご家族が毎週末食べに来てくださっていました。

ご家族連れだとテーブル席を好まれる方が多いんですけど、そのお子様たちは私がラーメンをつくる姿を目の前で見るのを楽しみにされていて、カウンター席を希望されます。

厨房目の前の席から私の姿を嬉しそうに眺めては、たくさん話しかけてくださいました。

お子様にラーメンをつくってもらい、それを親御様に食べていただくという「ちびっこラーメン体験」を開催したときに、他の店長は駐車場にテントを張って仮の厨房をつくって開催していたのですが、私は子ども達に本物の厨房でラーメンづくりをしてもらいたいと思って、店舗の営業をその日は終日休みにしてイベントを実施しました
約20組ぐらいのご家族が参加され、カウンターに座ってくださるそのご家族も参加してくださいました。

いつもはカウンター越しに私を見ているお子様たちが一生懸命にラーメンをつくる姿、お子様たちがつくったラーメンを嬉しそうに笑顔で食べる親御の顔は、一生忘れることができない大切な宝物です。
イベント最後の店長挨拶で感極まって泣いてしまったのは、ちょっと恥ずかしかったですけどね(笑)

 

ピンチは成長のチャンス!!頭と体でかいた汗は絶対に裏切らない

ーー入社して自信がついたことを教えてください

2019年、ロサンゼルスのシルバーレイクにアメリカ2店舗目として龍の家の出店が決まった時に自分から立候補して、店長として行かせてもらえることになりました。

1号店目のパサデナ店はすごく繁盛して行列ができるお店だったのですが、新店舗付近は宗教上の理由で豚を食べられない人が多かったり、ビーガンの人が多かったり、そもそもラーメンを食べるという文化があまりないエリアだったので、新しくオープンしたシルバーレイク店はお客様がほとんど入らず売上も不調で悪戦苦闘の日々でした。

ただ、周りの環境を言い訳にしたくなかったので、まずお客様に来ていただくために何ができるかということを毎日考えて、外部イベントに参加したり、自分たちでSNSに投稿したり、インフルエンサーに依頼して食べに来てもらったり、近隣へのチラシ配りや大きな看板広告を探してきて掲載したり、と思いつく限りのことをとことんやりました。

その甲斐あってか徐々に認知され、3年目くらいから結果に結び付いてきたことで自信がつきましたね。

オープン時の集客に関わらず、アメリカでの5年間は日本では想定できない事態が多く、何度も何度も心が潰れそうになりましたが、そのおかげで強いメンタルを育てあげることができたので、今では誰よりも強靭なメンタルを持っていると思います!(笑)

 

ーー職場で人の温かさを感じたエピソードはありますか

アメリカ勤務を終える最終日に、現地にいる常務と社員全員で私のためにお別れ会をしていただきました。その時流れたサプライズのビデオレターは、5年間の様々なエピソードや思い出が詰まったクオリティの高い動画でとても感動しました。中には大将(社長)を始め、一緒に働いた仲間たちからのメッセージもたくさん収録されていて、自分が帰国することでの業務の引継ぎなどもあって忙しい時期だっただけに、私のためだけに時間を割いて作成してくれた仲間たちには感謝してもしきれません。

 

まずは自分が楽しむ、そしてまわりの人に「楽しい」を連鎖伝染させる

ーー仕事のやりがいやおもしろさを教えてください

お客様にどうしたら喜んでもらえるか、何を求められているのかを考えることが楽しいですし、それを行動に移して結果が出た時は達成感とか充実感があって、そこにおもしろさを感じますね。

ーーーやりがいを実感したエピソードはありますか

またアメリカでの話になりますけど、シルバーレイク店3年目の周年祭での出来事になります。

その年はまず今まで実施したことがない内容にしようということになりました。その上でシルバーレイクのお客様に喜んでもらえることはなんだろうと考えた時に、私が好きな書道で、例えば「サム」だったら「咲夢」というように、お客様の名前を漢字で色紙に書いてプレゼントすることを思い付きました。
そこからいろいろと演出も考えて、開催したら、めちゃめちゃ盛り上がって!私が着物をきて書いているところを撮影されたり、後日プレゼントした色紙を部屋に飾ってある写真を見せに来てくださったり。とても嬉しかったです!

が考えて行動したことが、お客様のいい思い出になり、とても喜んでいただけたことにとてもやりがいを感じました。

 

限定メニュー「塩豚骨ちゃんぽん」誕生の裏側

ーーー自分が考えた商品を提供したことがありますか

今年の3月から期間限定で販売している、「塩豚骨ちゃんぽん」です。

もともと、エリアマネージャーの福成さんが板橋大山店の前店長で、年次計画で3月、4月に限定商品を販売するという予定を立てられていたのですが、私が11月にアメリカから帰ってきて板橋大山店の店長に着任し、翌年3月の限定メニューの開発を任せてもらえることになりました。

ーーー限定メニューの開発をする際は、何から手を付けるんですか

着任早々11月中旬くらいから取り掛かったのですが、私はまず、お店の前の通りの客層を調べることから始めて、今まで獲得できていなかった層を獲得するために、カウンター席だけのお店で入りづらいと思っているであろう女性の方、ラーメンはちょっと躊躇されるご年配の方にターゲットを絞りました。

それで、野菜をメインに使ったヘルシー志向の商品に照準を合わせて、他のお店では出していないちゃんぽんにしようと思ったのが始まりです。

その後、この商品を出すにあたってのコンセプト、ターゲットをまとめた企画書と試作品をつくって、上司に提案。大筋の商品の方向性の許可をいただいたら、何回も何回も試食を繰り返してブラッシュアップしていき、完成したという流れです。

 

一緒に働く仲間は1人の人間、1対1の対話を大切にしたい

ーーー社員から店長になって何か考えが変わったことはありますか

私は入社して1年3ヶ月ぐらいで店長になりましたので、最初はわからないことだらけでした(笑)。

それでも、社員は店長が守ってくれる立場、店長はトップとしてお店を守る立場なので、やはり気持ちの面が1番変わったと思います。

「自分が大将の代わりだ」という強い気持ちや責任感を持って働くようになりましたね。

 

ーー後輩や社員とコミュニケーションを取る上で大切にしていることはありますか

まずは自分が誠実なことです。嘘をつかない、悪口を言わない、愚痴を言わない、途中で投げ出さない、身だしなみを整えるなど、あたりまえですが基本が大事です。

それから、常日頃から話す機会を設けて、どんな些細なことでも、良いことも悪いことも気軽に話してもらえるような雰囲気づくりを心掛けています。

私は、店長=父親と思っているので、同じお店で働いている社員、アルバイトさんは家族だと思っています。なので、みんなの道標になりますし、困っていたら手を差し伸べたい。仕事ですから厳しく接する場面もありますが、一人一人に愛情を持って接すれば、絶対に応えてくれると思っているので。

板橋大山店で働くようになってまだ間もないですが、エリアマネージャーの福成さんも私の話をすごく聞いていただけますし、悩んでいることがあったら的確なアドバイスをいただけています。

もう10年くらいこの会社で働いていますが、まず相手の話を聞くというスタンスを大切にしている人間が多いと感じています。

 

会社の好きなところベスト3

第3位:経営理念

“「感動」という言葉を大切にし、お客様のために常に「変化」し続ける”という会社の経営理念が好きです。

「お客様に感動していただくため」というゴールはモチベーションが上がりますし、そのゴールに向かって変化を楽しみながら働いています。

 

第2位:仕事に対して熱い集団であるところ

「お客様に感動を届ける」ことを実現するために、社員アルバイトに関わらずみんなが一生懸命考えて、行動している。それに対して誇りを持って仕事をしているところがいいですね。

 

1位:カリスマ性のある大将

うちの会社では社長のことを大将って呼んでいるんですが、裏表がなく、この人に付いていきたいとか、この人と一緒にお店を良くしたいとかって思える魅力的な人、言葉で表すと「ブレない、芯がある、情に熱い、言葉ひとつひとつに重みがある」です。

そんな大将の言葉で「誕生日は祝ってもらう日ではない。産んでくれた両親に感謝する日だ。店だって同じ育ててくれたお客様に感謝する日だ。」というのがあります。

先日開催した周年感謝祭の朝礼では、挨拶の最後にこの言葉が書かれたカードを会長(大将のお母様)に「ありがとう」と言って手渡されまして、すごく感動的でした。渡すために予め用意されていたものではなかったので、恐らくその場で考えられたのだと思うと余計に凄いなって。 

それからアメリカでは、2週間ぐらい一緒に過ごした時期もあるんですが、ちょっと失礼なことを言いますと、プライベートは本当ただ普通に愉快な親戚のおっちゃんみたいな感じで(笑)。身分関係なく、ざっくばらんに接してくれるその人柄やオンとオフがはっきりしているのもいいんですよね。

大将は英語が流暢とは言えないんですが、現地では自らの言葉で伝えることを大事にされていて、ジェスチャーを交えて積極的に話されていました(久留米弁まじりだけど!)。日本語が全くわからない外国人のアルバイトさんにも、その想いと情熱が伝わっていましたし、アメリカのみんなも「TAISHO」と呼んで慕っています。

うちのホームページにある日本の社長.tvのインタビュー動画がすべてを物語っているのでぜひ見て欲しいです。

▼株式会社アペックスコーポレーション(旧 株式会社アペックスフーズ) 梶原 龍太 / 日本の社長.tv

https://buzip.net/fukuoka/apexfoods/top/

 

これからも変化を楽しみながら、新しいことに挑戦していきたい

ーー将来の目標や夢を教えてください

板橋大山店を大山エリアぶっちぎりの行列店にすることです。

あとは板橋大山店が最優秀店舗賞をまだ獲ったことがないので、この賞を獲りたいというのもあります。

カウンター11席のみなので、売上に関しては龍の家のどの店舗よりも低くてちょっと不利な部分はあるのですが、店舗や店長の行動内容も評価対象になっているので、そこはもう自分が動いてアピールして、それが結果として数字につながればいいなと思っています。

ーーどんな人と一緒に働きたいですか

若い人でもいいですし、自分より年上の人でもいいんですけど、年齢関係なく何か勉強になるとか、エネルギーをくれるとか、尊敬し合える方と一緒に働きたいですね。

あと私もそうですが、嫌なことは嫌、違うと思ったことは違うと言えるようなイエスマンじゃない人。私は店長が100%正解ではなくて、ディスカッションしたり意見をもらったりすることで自分も気付けることがありますし、互いの成長につながると思っているので。

うちの会社でよく言われるワードで「成功の反対は失敗じゃない、何もしないこと」があるのですが、その意味も年々歳を重ねるごとに分かってきましたし、最近は「できるかできないじゃない、やるかやらないか」という言葉が好きでよく言っています。

今まさに、会社も変わろうというタイミングなので、チャレンジ願望がある人にはすごく良い職場だと思います。

 

【株式会社アペックスコーポレーションの詳細はこちらから】

・ホームページ:https://www.apex-online.co.jp/
・採用情報:https://hr-hacker.com/apex-online

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