コロナ禍だからこそ「人と人とのつながり」を大切にした旅行を

シルバー

written by 伊藤愛結

インタビュイー:旅行営業課長 片山様

インタビュイー:旅行営業課長 片山様

温泉で有名な伊豆の中央にある伊豆市出身。旅行の仕事をしたいという思いから東海自動車株式会社に入社。現在は旅行営業課の課長としてツアー企画の総括、管理を行っている。 2021年6月に本社に異動してきたばかり(以前は沼津旅行センターで営業担当を務めていたそう)。 お父様が同グループの株式会社東海バスで働いており「同じグループ会社で仕事ができると分かったときは大変嬉しかった」と語る誇らしげな笑顔が素敵でした。 静岡のおすすめスポット:小室山 山頂をリニューアルしたばかりの新スポット。 「相模湾を一望できるので大変おススメです!」とのこと。

地元伊豆半島に愛される東海自動車株式会社様。

伊豆半島を観光したことがある方は、一度は東海自動車が運営するオレンジ色のバス「東海バス」を目にしたことがあるのではないでしょうか!

本日は旅行営業課の課長を務める片山様に東海自動車の魅力について教えてもらいました。

 

◆東海自動車について

東海自動車は静岡県伊東市に本社を構え、電車や百貨店で有名な小田急グループの子会社です。

設立1917年と長い歴史を持ち、不動産業やレストハウス業、旅行業のほか、東海バスグループ各社の事務受託業などを行っています。

 

 

そのうちの一つである東海バスツアーは地元でも大変人気だとか!

そのツアーを企画しているのが、今回ご紹介する旅行営業課です。

旅行営業課は伊東や下田、沼津、三島の4拠点に旅行センターや案内所を構え、旅行に行きたい企業や学校、こども会など、自治体への旅行提案などを日々行っています。

 

「人と人とのつながりを大事に」地元に愛される東海自動車

 

ーーー本日はよろしくお願いします!

早速ですが、最近の観光業界のご状況を教えてください。

 

片山課長

こちらこそよろしくお願いします!

最近はやはりコロナの影響を大きく受けていますね。今までもバブル崩壊やリーマンショックなどで景気が悪くなると旅行の需要が減ってしまうことがありましたが、正直それの比ではありません。

ですが弊社が地元に根付いている会社ということもあって、「大変な時期だからこそ東海さんで旅行に行きたい」ってかわいがってくださるお客様もたくさんいらっしゃるんです。

特に伊豆半島は観光で成り立っている地域でもありますし、学校や自治体の遠足や修学旅行などもありますから、旅行の需要はゼロではありません

 

ーーー東海自動車がそれほどまでに愛されている秘訣は?

 

片山課長

弊社は100年以上続く地元企業で、東海バスという公共交通も運営しています

そんな風に地元の方々の生活を支えていることが、愛され続けている理由なんじゃないかな。地元では「東海バスさん」「東海さん」なんて呼ばれていて、親しまれているんですよ!

 

ーーー愛され続けるために工夫していることはありますか?

 

旅行営業課のわたしたちは、特にお客様と接する機会が多いので「お客様が喜ぶことはなにか」ということを常に意識しています。

仕事中にお客様になるべく話しかけるように心がけるのはもちろんのこと、それぞれ工夫をしながらツアーを作ったりしていますね。

このように「人と人とのつながり」を大事にしていることで、地元の方に愛し続けていただいているんだと思います。

 

ーーーちなみに、片山課長はツアーを作る際どんな工夫されているんですか?

 

片山課長

毎回手作りのしおりを作っています。手作りといってもA4用紙に今回のツアーの工程や行く場所の魅力を書いた簡単なものですけどね。笑

仕事が忙しい時期にしおりを作らずに行ったら、お客様から「今年はしおりないの?」って言われたことがあって。

わたしのしおりを楽しみにしている人もいるんだなって思って嬉しかったですね。笑

 

わたしは何回か各旅行センターを異動しているのですが、今でも昔のお客様がわざわざ電話をかけてきてくださることもあって。場所が変わっても「片山君頼むよ!」と言っていただけたりすると、人と人とのつながりを感じますね。

 

手作りのしおりを持って恥ずかしそうに笑う片山課長

 

お客様が喜ぶということを第一に考えているからこそ

ーーー今のエピソードはすごく片山課長のお人柄が感じられたのですが、旅行営業課の皆様はどんな方が多いですか?

 

片山課長

やはり旅行好きな人が多いですね。あとは「人に対して同じ方向を向くこと」を意識している社員が多いと感じています。

 

わたしは今年に異動してきたばかりなのですが、異動前には花束と一緒に「課長職であまり外に出ることがないだろうから」と座布団を送ってくれました。笑

こういうのって「その人が喜ぶことはなにか」を日々考えているからこそ出てくる気遣いだと思うんですよね。

 

ツアーを考えるのは社員それぞれでも「この地域だとこの宿泊先がおススメ!」とか「ここに行ったらこれ食べるといいよ~」とか頻繁に会話をしています。

「それぞれ思っていることに対しては発言してくださいね」という声掛けがされているので、意見が言いやすい環境ですね。

 

旅行のことを専門にやっていますので、社員同士が連携しないといい商品は作れません

その点うちのチームワークは抜群だと思っています。

 

ーーー会話が頻繁に行われれば、新しいアイデアも生まれそうですね!

 

片山課長

そうなんです。実際にバス好きな社員のアイデアから実現した東海バスの「車庫巡りツアー」というものがあります。

このツアーは弊社のバス車庫を巡りながら、バスの写真を撮ったりバスを見学したりするもので、コロナ禍でバスの稼働が普段よりも少なかったのもあって、それを有効活用できた例ですね。バスは走っているとなかなか写真が撮りにくいので、止まっているバスのエンジンとかを間近に見れる絶好のチャンスというのもあって、そういった方に好評でした。

近々第二弾、第三弾と続いていく予定です。笑

 

あとは私が沼津センターにいたときの話ですが、コロナによって高速バスが運休していたので、それを利用してアニメの聖地巡りツアーも実施したことがあります。アニメのラッピングがされた東海バスで聖地を半日巡るツアーなのですが、こちらのツアーは県外の方からも多くお申し込みをいただきました。

 

こうしたアイデアを実現させるには、色々な乗り越えなければならない壁もあります。特に「車庫巡りツアー」となると受け入れ側の体制もありますから。

それでもチャレンジしてみて、実現する上での問題がクリアになれば、企画は通ると思います。

 

私達の仕事は旅行という「カタチ」に見えないものを伝えること

ーーーコロナ禍の中でも社員の意見などを参考に新しいことに取り組んでいるんですね!今後取り組んでいきたいことはありますか?

 

片山課長

今後は「着地型ツアー」といって、地元の人しか知らない魅力をお客様に知ってもらって、伊豆半島に人を呼び込めるものを作っていきたいですね。

「バスの車庫巡りツアー」や「アニメの聖地巡りツアー」など弊社を通して、伊豆半島という観光地を知っていただける機会になりますから、今後もこうした企画を続けていきたいです。

あとは季節によってお祭りをやっているところもありますから、そういったところにお連れして地元の文化を知ってもらいたいですね。

 

ーーー実現するためにはどんな方と働きたいですか?

 

片山課長

旅行っていうのは商品としてカタチに見えるものではないので、それを伝えられる方がいいなと思っています。

 

そのために必要なのは、お客様を常に第一に想うことなのではないかなと。

社員全員が「お客様がどう思うか」「これをやったらお客様が喜ぶのではないか」そういういったことを毎日意識しています。

そういうのって自然と行動に出てしまうんですよね。笑

添乗業務一つとっても、ツアー先の建物の入り口がわかりづらいとこもありますから、お客様のためにそういったところも先に把握しておく。そういう細かい気配りをすることで、お客様に旅行というカタチのないものを伝えられるのではないかと思っています。

 

おわりに

そう言った片山課長は少し恥ずかしそうに微笑んでくれました。今回の取材では社員の方の人柄の良さが片山課長からにじみ出ていて、東海自動車が地元から愛される秘訣が感じ取れた時間でした。

コロナ禍でも社員の意見を取り入れながら新しい取り組みをされている東海自動車の仲間に、あなたもぜひ加わってみませんか。

 

東海自動車では旅行という「カタチ」のないものを伝えられる旅行企画営業を募集しています!

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