東海バスで「やってみたい」を実現した、女性運転士インタビュー

シルバー

written by 根岸春香

静岡県伊豆地域で路線バスや貸切バス事業を行う東海バス。乗車されるお客さまの安全・安心・快適さを追及すると同時に、"社員がやりがいをもって笑顔で働ける職場"であることも大切しているバス会社です。

今回は同社の伊東営業所に入社して5年目、女性運転士の坂田さんにインタビューさせていただきました。バスや電車で女性運転士を見かけることが多くなったとはいえ、男性が多い職種、、、坂田さんが女性の運転士として感じる「やりがい」や「心がけていること」とは。

インタビュイー:坂田梢さん

インタビュイー:坂田梢さん

2018年入社。路線バスや学校行事の貸切バスの乗務を担当。休日は車でドライブしたり、最近購入したバイクでツーリングしたりとプライベートでも運転を楽しんでいる。一人でラーメン屋に入るというかっこいい一面も持つ、美味しいものとコスメが大好きな女性ドライバー!

インタビュアー:根岸春香

インタビュアー:根岸春香

「忠恕」=思いやりを大切にするインビジョン株式会社のライター。15年前から運転免許証は身分証明書と化している超ペーパードライバー。

運転が好き。女性でもバス運転士になれる?

 

ーーーバス運転士に興味をもったきっかけは何だったのですか?

 

前職はレンタカー会社で中型のマイクロバスを運転していたんです。もともと運転が好きなので、もっと大きな車を運転してみたいと考えるようになったことと、前の職場近くに東海バスの停留所があったので「バスを運転できたら面白そうだな」と興味を抱くようになったことがきっかけですね。

 

ーーー入社前に心配事はありませんでしたか?
 

バス運転士は男性が多いので「女性でもバスを運転できるのかな?」と心配していましたが、入社前に熱海営業所に女性運転士が勤務していると伺い、その心配はなくなりました。
何よりスキルアップに繋がると思いましたし、前職はアルバイト雇用だったので、正社員として安定した職業に就きたいという思いもあり、東海バスへの転職を決意しました。

今は東海バスの6営業所すべてに女性運転士がいるんですよ。
 

ーーー現在のお仕事の内容を教えてください!
 

主に路線バスの運転士として勤務していますが、最近は幼稚園や学校の遠足などの貸切業務も乗務し、通常の路線とは異なる雰囲気や普段乗務しないところを運転するので刺激をいただいています。いずれは大型の貸切バスの乗務もしたいので、接客スキルをもっと磨いていきたいです。
 

ーーー運転士さんのシフトってどうなってるのでしょうか?

 

シフトは基本的に、4日乗務して1日お休みですが、3日乗務して2日お休みといった連休があるシフトもあるんです。他の業種に比べると不規則な勤務なので、入社当時は自分の時間がうまく作れないこともありましたが、慣れてきた今では早番の帰りにお出かけしたり自分の時間を楽しんでいます。
 

行動一つひとつに責任を持つ、人の命を預かる運転士の心がけ

 

ーーー東海バスで働く魅力を教えてください!

 

お客さまを自分の運転で伊豆半島の観光地にお連れできることは魅力の1つだと思います。この先向かう観光地のお話をしているお客さまの笑顔を見ると、特別な時間に関われているのだと実感します。

東海バスは小田急グループということもあり、福利厚生がしっかりしていますし、意見を提案する労働組合もあるので、安心して働ける環境もも当社の魅力ですね。

 

ーーー坂田さんはお客さまの表情までしっかり見ていらっしゃるんですね。バス運転士としての仕事のやりがいはどんなときに感じますか?
 

女性運転士ということもあってか、お客さまに顔を覚えていただき、「お久しぶりね」「頑張ってね」と声をかけていただけることが多いんです。長い歴史があって地域に根付いている東海バスの一員として、地域の方々に近づけたような気がしてとても嬉しく、やりがいを感じる瞬間ですね。

それともう一つ、世間では"女性はあまり運転が得意ではない"という偏見があるように感じるので、「運転上手だね」と言っていただけたときは嬉しく思います!

 

ーーー働く上で心がけていることを教えてください。

 

お客さまの命を預かるバス運転士として、安全に輸送すること、事故を起こさないことは一番大事なことです。ここでハンドルを切ろう、ここでブレーキを踏もうなど、自分の行動一つひとつに責任を持つよう心がけています

今まで一度も事故を起こしたことはありませんが、もう少しで事故に繋がっていたのではないかと思うこともあります。どうしたら危険のない乗務ができるか、そのときの行動を振り返り、次に繋げられるようにしています。

また女性の運転にネガティブな印象を持っている方もいらっしゃると思います。事故を起こしてしまうとその印象を強めてしまい、他の女性運転士にも迷惑をかけてしまうので、「やっぱり女性じゃだめだよね」と言われることのないように頑張っていきたいと思っています。
 

人生は一度きり「やってみたい」その気持ちを大切に

 

ーーー今後、運転士として挑戦したいことはありますか?

いつか東海バスで年に1度開催している『運転士コンテスト』に出場したいと思っています。各営業所を代表して運行管理者と運転士が1名ずつ出場して、始終業の点呼や運転技術、接客技術を審査するんです。

出場者はベテラン運転士が多いので、学ぶことが多い上に普段目にする機会が少ない他の運転士の接客を見ることができるので、映像を見て参考にしています。営業所の垣根を越えて「みんなで頑張っていこう」という気持ちになり、毎年刺激をいただいているイベントです。
 

ーーー最後に、バス運転士を目指す方へのメッセージをお願いします!
 

実際に私も経験して感じましたが、転職するのは勇気も体力も必要になり、とても大変なことです。しかし人生80年時代とも言われる世の中なので、40代でもまだまだ折り返し地点。一度しかない人生、悔いなく挑戦できる環境にある方はぜひ「やってみたい」という気持ちを大事にしてほしいと思います

そして東海バスは6営業所すべてに女性運転士が勤務していますので、「バス運転士は男性の仕事だから」と迷っている女性の方がいたら、心配せず応募していただきたいと思います。

東海バスに魅力を感じてくださった方、バスを運転してみたい方、今とは別の仕事をしてみたい方、ぜひ挑戦してみてください。私たちと一緒に頑張りましょう!

 

取材後記

お客さまを伊豆半島の観光地にお届けできることが会社の魅力のひとつと語る坂田さん。「運転が好き」×「人の喜ぶ笑顔が好き」の相乗効果で、バス運転士という仕事にやりがいを感じながら楽しく働いているように見えました。坂田さん、素敵なお話をありがとうございました!

坂田さんが働く東海バスで働いてみたい!気になる!と思った方は、その気持ちを大事に下記求人ページ、または会社説明会をクリックしてみてください。↓

*東海バス 求人ページ https://hr-hacker.com/tokaibus
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(説明会はこちらから申し込みいただけます)
*東海バス インスタグラム https://www.instagram.com/tokaibus.official/
 

 

 

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