JT勤続29年のJT熊本南支店長に聞く「記憶に残る仕事」とは
written by ダシマス編集部
日本たばこ産業(以下、JT)インタビュー連載の最後は社歴29年のJT熊本南支店の山口純支店長!
熊本南支店の取り組みや山口さんの今までのお仕事内容、今後取り組みたい活動についてお話を伺いました!
山口 純(やまぐち じゅん)さん
1992年に入社し、JTの事業を紹介するインフォプラザや飲料事業部などを得て、たばこ営業部門に配属。現在は熊本南支店長を務める。福岡市出身の47歳。※写真は高校生時代の山口さん
山口さんが熊本南支店の支店長になるまで
ーーー早速ですが、入社したきっかけや現在に至るまでの経歴などを教えてください!
山口さん(以下、山口):平成4年に高校卒業後、JTへ入社しました。「日本たばこ」といえば凄く大きな会社なので両親も安心するかなと思いましたし、同じ高校からJTに入社した先輩がいたので会社を身近に感じていたことから入社を決意しました。最初に配属されたのは、輸送計画などを行う部署で、たばこの葉を原料加工工場まで輸送する計画・手配などを行っていましたね。その後、JTの事業を紹介するインフォプラザや飲料事業、たばこ営業とさまざま部署へ異動。また、会社を約3年間休職し、労働組合専従も経験させてもらいました。一つの会社で本当に色々な経験をさせてもらい、今となってはとても勉強になったなと感じます。福岡勤務が一番長いですが、沖縄や大阪も経て、現在熊本南支店で支店長を務めています。
※昔の山口さんのお写真(めちゃくちゃモテそう…!)
今後のテーマはSDGs!JTと熊本県との関係性とは
ーーー熊本南支店長としてのお仕事をお伺いしてもよろしいでしょうか。
山口:現場に行くことは少なくなりましたが、今支店長を務めている熊本南支店は、熊本県の南地域が担当エリアになります。なので、熊本南エリアのお客様満足の戦略を描いたりすることが多いですね。マネージャーという立場なので、部下をどう育成していくか、仕事の割り振りや調整なども考えています。
ーーー以前、熊本災害のボランティアをされていたと伺いましたが、現在の熊本県との繋がりは今でも多くありますか?
山口:そうですね。JTでは環境保全の取り組みとして、全国にある「JTの森」で森林保全活動を行っています。熊本県には、「JTの森 ゆのまえ」があり、先日は支店の社員10名程度で湯前町に伺って活動を行いました。先日は支店の社員10名程度で湯前町に伺って活動を行いました。また、最近では熊本県が募っている「熊本県SDGs登録事業者」にJT熊本支店として登録したので、今後は熊本県と一緒になってSDGsの取り組みを進めていけたらと思っています。
ーーー今後、熊本県で挑戦したいことなどはありますか?
山口:私の組織はたばこ営業部隊でもありますので、熊本におけるお客様満足をいかに高めるかでしょうか。その一つの取り組みとしてSDGSの取り組みや、熊本県内で繋がりがある団体、企業などと一緒に熊本のお客様に対しJTの事業を通じていかに貢献していくか考えていきたいと思っています。
(JT社員歴は約30年)山口さんの記憶に残る仕事
ーーーJTに長年働かれていると思いますが、中でも苦労・失敗したことがあれば教えてください。
山口:苦労したなと感じることは、大阪勤務時に番頭のような役目を担い行った、年間行動計画の作成ですね。右も左もわからず、どうやって戦略を描けばいいのか、数字はどう見ればいいのか、その時は手が動かずパソコン作業が全く進みませんでしたね。締め切りは迫ってきますし、焦りと自分への情けなさから、この時の感情は今でも記憶に残っています。
ーーー逆に良かったな思うお仕事はありますか?
山口:以前たばこの営業をしている時に、社内指標において全国トップになりそうな時がありました。私自身、トップになれるなら1番に輝きたいと思っていたのですが、当時の上司から「もうこのくらいでいいじゃないか」と言われたんです。会議終わった後すごく納得が出来なくて、数人の先輩に「おかしい!」と噛み付いたりして…(笑)その甲斐あってか後日、上司も納得してくれて、「よし、今日は売れるだけ売っていこうぜ」みたいな雰囲気になり社員で一致団結して営業活動に取り組みました。結果、全国トップになれた時はこれ以上ない達成感が感じられましたね。
ーーーアツい展開…!まるでドラマみたいですね!
山口:もう、10年、15年前の話ですが、今でもやっぱり当時の方にお会いすると、その時一番になった数字の紙を見せて「山口さんこれ記念です」みたいなことで話したりするので、ああ、そういうのって記憶に残るんだなと思いますね。
支店長に聞く「JTってどんな会社?」
ーーー山口支店長から見て、JTはどんな会社だと思いますか?
山口:人が好きな会社なんだなと思います。人が人に興味のない社会ってすごく寂しいなと思うのですが、先輩が後輩を、後輩は同僚をみたいな感じで、人に対して厳しくも優しくもできる会社だと思います。長く働いていると、そんなDNAのようなものを受け継いでいるのかなと考えさせられます。「純(山口さん)、まだJTおると?よくそんなに一つの会社長く続けられるね。」みたいなことをよく言われるのですが、「この会社いいもんね」といつも思っています(笑)。また、人財育成にも力を入れている会社なので、研修へのお金のかけ方が凄いです。それだけ人として育ってほしいのだろうなと…JTのそういう所が好きですね。
ーーー山口さんが仕事をするうえで大切にしている想いはありますか。
山口:昨今、我々が取り扱っているたばこという商品は、世の中からちょっと嫌煙されているところが多いと思っています。逆に言えば、まだまだお客様がいらっしゃるので、そんなお客様が気兼ね無くたばこを吸える場所を作っていけたらと思います。「たばこだからダメ」ではなく、「吸っている人がいるならそれでもいい」みたいな、そんな世の中になってほしいなという想いがありますね。吸う人、吸わない人双方にとって住み良い社会になるよう精進していきたいです。
ーーー最後に、山口支店長にとって‟働く”とは何でしょうか?
山口:大きく言うと結局「働く」って、“誰のため”“何のため”のことだと思っているので、たばこという商品を通じてお客様の満足を追求する為に働く事だと思っています。お客様がいないとお給料は頂けないし、良い商品も生み出せません。自分自身のために働くと言うよりは、たばこという素晴らしい文化を残し続けるために、繰り返しになりますが、お客様の為に満足する商品、サービス、価値を提供していくことだと思っています。熊本南支店でいうと、熊本県南地域における「吸う人と吸わない人の共存できる社会」の実現といかなる状況でも活躍できる人財育成を通じて、熊本県の発展に貢献できたらと考えています。