【舞台女優→転職でJTへ】育休から復職したJT社員が目指す”次のステージ”とは?

ピンク

written by ダシマス編集部

「日本たばこ産業(以下、JT)ってよく社名を聞くけど一体どんな会社?」と思われている方もいいのではないでしょうか。

今回はそんなJTにキャリア(中途)採用で入社し、現在2児の母でもある山下さんに仕事内容やJTで初めて育休を取得された際のお話しを伺いました。

 

山下 佳奈(やました かな)さん

山下 佳奈(やました かな)さん

福岡県出身。大学卒業後に東京で舞台俳優として活動。20台後半で福岡に戻り、不動産系の会社を経てJTへキャリア(中途)入社し福岡第一支店に配属。今年度育休から復帰し、現在2児の母。

「営業からゴミ拾いまで」JTの仕事内容とは

ーーー早速ですが、現在の仕事内容を教えてください!


山下さん(以下、山下):入社した時はたばこ店やコンビニにたばこを仕入れてもらう純粋な営業をしていました。けど、ここ最近はそういった営業だけではなく、企業に提案してセミナーを開いたり、「うちの喫煙所どうしたらいいの?」といったお問合せに対し、分煙コンサルティングを行ったりしています。最近だと中洲町連合会の方と連携して月に一回ゴミ拾いをして中洲を清掃したり、明日も朝博多駅でクリーン活動を行う予定もあります。なので、今はたばこを売るだけではなく、色々体験していただいたり、知っていただくという事をメインに活動しています!

ーーーゴミ拾いとかもされているんですね。
 

山下:そうですね。昔からJTが「ひろえば街が好きになる運動(以下、ひろ街)」をやっているので、それは継続してやってます。今回の中洲の案件は「ひろ街」とはまた違うのですが、中洲町連合会様に「弊社は清掃活動にも注力していますので、一緒に中洲の街をきれいにしませんか?」とお声がけをさせていただいたら、快く了承いただき実現の運びとなりました!

ーーーそれでは今はたばこの営業はされていないんですか?


山下:いえ、先ほど言ったことは全部しています!たまに私今なにしているだっけ?っていうことになりますけど…(笑)入社して4年目になりますが、毎年できることがどんどん増えている印象です。うちの会社は体制が変わるのが早いので、本当に目まぐるしい毎日ですね。

 

舞台女優だった山下さんがJTの社員になるまで

ーーーなるほど。ちなみに前職は何をされていたんですか?


山下:実は高校生から20代後半までずっと俳優業をしていたんです。30歳になる手前くらいで福岡に帰ってきて、そこで初めて不動産の営業や賃貸の管理の仕事をしていました。その時出産で育休を取り、子供が1歳になった時に復帰しようとしたら、すごく復帰する条件が悪くなっちゃって…。この条件じゃなかなか厳しいという事で転職を決意し、その時にJTとご縁があって入社しました。

ーーー山下さん、俳優をされていたんですか!?

 

山下:はい!と言っても、テレビとか雑誌とかに取り上げられるような劇団ではなく、すごく小規模な小劇場でやっていました。よく寺山修司氏の題材を使いながら、ちょっとアレンジをしていくような。具体的には、「狂人教育」や「青ひげ公の城」などをしていました。役を演じ切るため白塗りをしたり、髪の毛を赤く染めたこともあります!


ーーー(写真を見て驚きながら)想像の俳優業とは違っていました…!(笑)

 

山下:そうですよね(笑)演劇に触れたのは高校生の時。本当はそちらの道に進みたかったのですが、両親の反対もあり、大学はでなさいということで。無事大学まで卒業したのですが、夢を捨てきれず東京へ行き、27~28歳まで俳優業をして、福岡へ帰ってきました。

ーーー女優業が仕事に生きたときはありますか?

 

山下:ありますよ! 私、高校大学生までは結構おとなしいタイプだったんです。色んな人としゃべるのが好きになりましたし、やっぱり自分に自信が付きました。上京して入った劇団の団長から、今まで着ていた着ぐるみを身ぐるみ剝がされた感じといいますか。それがあって自分を出すのが怖くなくなって、今の営業にも生きているのかなと思いますね。悪く言えば大雑把すぎるのですが、社交性がかなり身に付きました。でも上司からいまだに「お前はもう…適当だなー!」と怒られます(笑)

2児の母として目指す次のステージ

ーーーつい先日まで育休を取られていたと伺いましたが、JTさんでの復職はいかがでしたか?

 

山下:周りがすごく優しいと感じました。人の優しさはもちろんですが、復帰する前に2回復帰前面談があり、そこで家庭の事情とかをちゃんと分かってもらった上で、「制度こんなのがあるからどんどん取って!」と私が知らないような制度まで全部紹介してもらいました。上司から言ってもらえるので、すごく取りやすいですよね。あと、制度もそうですが、子供が生まれて3ヵ月、6ヵ月の時に職場へ連れて来たら、みんなが抱っこしてくれたりとか、名前覚えてくれたりとか、すごくアットホームな雰囲気で迎え入れ、復職の時も戻りやすかったですね。本当に恵まれたなと思います。


ーーー逆に今まで4年間働いていて、大変だったことや苦労したことはありますか?


山下:ずっと俳優業に専念していたので、20代後半まで一般社会に働いておらず、JTに入った時はもう30歳過ぎていたんですね。キャリア入社だったとはいえ、社会経験が全く違う中で、22~23歳の大卒の子とかをみて「しっかりしているな~」と感心したことを覚えています。若いのにいろんな知識を持っているし、いろんな発想もありますし、いまだに若い子から学ぶことの方が多いです。毎日しどろもどろになっています(笑)

ーーーお仕事されていて、この仕事していて嬉しかったことを教えてください。

 

山下:実は私、たばこ吸わないんですよね。そういう方が増えてはいるのですが、たばこを吸う人、吸わない人がいるなかで、きちんと喫煙所を創設してお互いが共存できる環境をつくる取り組みを分かってもらえた時や共感してもらえた時は嬉しいですね!でも、最近の若い方を中心に「CMで名前は知っているけどJTって何の会社?」と思っている方が増えているなかで、先ほどの清掃活動や地域に根差した活動を通じて、会社の考えをもっと広めたいな、と思っています。

ーーー最後に…山下さんの今後の目標を教えてください!
 

山下:そうですね…正直今を生きるのがやっとこさなんですが(笑)最近、マネジメントとして元バレーボール選手だった女性の方が赴任されて、見ていてとてもかっこいいなと思っています。私もまだ良く存じ上げないのですが、子育てした経験があっても、転勤を重ねなくっても、女性が第一線で活躍できる、そんな人たちが増えていけるようなものを残していけるよう、私なりに何かできればと良いなと思います!

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