海と子どもと英会話。房総半島で英語を教える講師たちのお話【やる気スイッチキャリア】
written by 根岸春香
株式会社やる気スイッチキャリア様(以下敬称略)は、個別指導の学習塾【スクールIE】をはじめ、子ども向け英会話スクール【WinBe】、英語で預かる学童保育【Kids Duo】など、国内外で2,000以上の教室を展開し、12万人の子どもたちの学びをサポートをしているやる気スイッチグループの人材派遣・紹介を行っています。
今回は房総半島の子ども英会話スクール【WinBe】で働く3人の先生たちにお話を伺いました!
「英会話講師として働きたいけどいろんな会社があって選べない!」
「子どもと関わる仕事がしたい!」
「都会から少しだけ離れた土地で新しく仕事を始めたい!」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひ3人がのびのび働く様子を覗いてみてくださいね!
インタビュイー:山川 菜帆さん
出身 新潟県
校舎 WinBe大原校
社歴 7年目
前職 他の英会話教室の営業職
小1から通い始めた英会話教室で英語の楽しさに魅せられる。高校3年生のときに3週間留学したイングランドでの日々が、英語に対する想いを更に強くした。
インタビュイー:エンバー ピックリングさん
出身 アメリカのオレゴン州
校舎 WinBe大原校
社歴 7年目
前職 新卒でWinBeのネイティブ講師として入社
大学3年生で東京のキャンパスに。地元のポートランド市には自然がいっぱいあり、似た環境の日本に親近感を覚えているそう。
インタビュイー:明石 キンバリー・ケイトさん
出身 フィリピン(12歳から日本に)
校舎 WinBe木更津本校
社歴 4年目
前職 フィリピン料理の居酒屋さんでパートとして働く
2018年にアルバイトとして入社→2020年に契約社員に→2022年には副室長と、リズム良くキャリアチェンジ中。特技は子どもの名前と顔を覚えること。
インタビュアー:五十嵐 清美
「働くかっこいい大人を増やす」をビジョンに掲げる、インビジョン株式会社の営業担当。 大阪生まれ、大阪育ちの生粋の大阪人。学生時代には塾講師をしていたことも。
数ある英会話教室の中で、WinBeを選ぶ理由
ーーーWinBeに入社した理由を教えてください!
山川さん:さまざまな英会話スクールを見ていったときに、やる気スイッチグループのCMはテレビで見たことがあるなと思って、まず扉を叩いてみました。
前職は同業で営業をやってたんですが、教室を勧めるまでの一瞬しか子どもたちと触れ合うことができなくて…。もっと子どもたちと関わっていきたいと思って講師志望に切り替えました。
明石さん:英語と子どもが大好きで、その2つに関わる仕事がしたい!と思い始めた頃にWinBeの求人に出会って、そのまま今に至ります!
エンバーさん:英会話学校は何ヶ所か受けたんですが、面接した人が一番優しかったし、仕事のことも丁寧に説明してくれたのが決め手でここにしました。
ーーーみなさん他の英会話教室も視野に入れてたと思うんですが、「人の良さ」や「子どもと深く関われる」以外にも何か魅力に感じるところがあったのでしょうか?
山川さん:講師未経験で日常生活でほとんど英語は喋らないし、子どもともたくさんは触れ合っていない、右も左も分からない状態でテストを受けたんですよ。そこで「歌を歌ってください」って言われて。当時は歌うのが苦手だったので、小ーさい声でABCの歌を歌ったんです。それに対して、否定するでもなく「これから頑張っていけばいいね」って優しく言ってくれて。
TOEIC何百点みたいな実績もなければ、自分の英語力にもそんなに自信がなかったので、そのときの言葉だったり、英語力が上がるような研修制度だったり、教えるより遊ぶに近いレッスンスタイルが、自信のない部分をカバーしてくれるだろうなというところも魅力的でした。
エンバーさん:WinBeはかなり研修があって、最初の2週間だけではなくて、1、2ヶ月に1回みんなで集まるんですよ。新卒だったから、正直先生の仕事なんてできるのか?という悩みもあったんですけど、こんなに研修やってもらえるなら大丈夫かもって思えたかな。
ーーー最初の印象と比べて、実際働いてみていかがでしたか?
エンバーさん:人はね、本当に優しい人ばっかり。
一同:うんうん。
明石さん:会社のサポートの手厚さを感じますね。残業はみんな少ないです。私のシフトは12時〜20時なんですが、だいたい15分前に来て、終わってから片付けて、20時10〜15分には帰ってます。ネイティブの帰宅が早い先生は、20時01分になったら帰ってるかな。笑
ーーー以前人事の方にも残業が少ないというお話を伺ったのですが、何か工夫をされているんでしょうか?
エンバーさん:私が入った頃はもうちょっと残業もあったんですが、制度が整って人も増えてきてどんどん少なくなってるんですよね。他の会社だと毎日生徒やスケジュールが違うところもあるけど、ここは毎日のカリキュラムもレッスンプランも用意されてるから、リズムが簡単に作れるし、生徒との関係も強く作れるんですよね。
山川さん:最近は本当に初心者でもできるようになってますね。
エンバーさん:個人的に魅力に感じてたのは、歩いて30分くらいのところにビーチがあること。以前近くに住んでたときは、休憩時間に自転車で海に行って、パンを食べて、海を見て、また戻るっていう毎日を送ってました。笑
山川さん:海近いもんねー。
あ、いい方向に変わってることで言うと、子どもたちに提供するレッスンもどんどん新しいものを取り入れてて。アプリを使ったモニターがあったり、子どもたちがiPadを使ってレッスンしたり。私の時代にはなかったものばかりなので、新しいスキルを身に着けられるのもいいところだなと思いますね。
ーーー長く働いているみなさんだからこそ感じる、会社のいい変化ですね!
エンバーさん:上司に日本人のスタッフも外国人のスタッフもどっちもいるのが、私的には働きやすさのポイントなのかなと思ってて。本当にこの会社に出会えて良かったなって思ってます。
子どもたちと一緒に楽しむ、愛情たっぷりの毎日
ーーーここからは「英会話講師」として働く魅力を伺いたいんですが、この仕事に就いて良かったな!と感じる瞬間はどんなときでしょうか?
エンバーさん:すごくいいところは、やっぱり、生徒かな?
印象に残っている生徒の話なんですが、その子は英語が苦手で、何をやっても「難しすぎる」ってずっと言ってて。私のクラスに入ってきたときに、一対一でゆっくり教えていったんです。その子が完璧にABCを書いたときに、すごい褒めたら彼の目から涙が出ちゃって。
先生っていう仕事で1番大事なのは、『生徒思い』だと思います。教えるだけじゃなく、生徒のメンタルだとか、どんなこと考えてるだとか、感じてるだとかを考えられる人が働いたらすごく楽しいと思う。毎日、毎週同じ生徒を見てるからこそ信頼関係が生まれるし、その関係をチームでつくっていけるのがいいですね。
ーーーすごく心に響くお話ですね…。お二人はどうですか?
山川さん:やっぱり、エンバーと被るんですけれど、子どもたちの成長が間近で見れるのが一番嬉しいですね。実はイベントが多くて、スピーチコンテストとか、スペリング・ビーのような、子どもたちが選ばれて、人前で発表する機会があるんですよ。エンバーが言ったような日々の成長ももちろんだけど、みんなの中から選ばれて話してる子たちを見ると、飛躍的な成長を感じられて、いつも半泣き状態になってますね。笑
明石さん:都会だと珍しいかもしれないんですが、この辺りだと運動会の時期がみんな同じだったりして、一斉に休んだりすることがあるんです。みんなが休み明けに来て「先生、運動会あったよ!」「こういうことしたよ!」「誰々がこうだったんだよ!」って、私に話してくれるだけじゃなくて、違う学校に通ってる子同士が話したりしてて。子どもたち同士が話しているのを見ると「かわいいな~」って思います。ちっちゃい子たちはソファにぎゅうぎゅうになって座ってたりしてて。笑
ーーー想像しただけで笑顔になれちゃう情景ですね。
明石さん:子どもたちの仲がいいから、お母様同士も仲良くなっていくんですよ。私たちがここでいろんな場所から子どもたちを集められていることによって、みんなの輪を広げられているんだなって思います。
ーーー英語を教えるだけじゃなく、繋がりをつくるお仕事でもありますね。それにしても、みなさんお子さんが好きなのがすごく伝わってきます。
明石さん:すごいかわいいんですよ、みんな。「わぁ~!ケイト!ケイト!」って言いながらみんな来てくれるんです。休みの日に外で会えると「あ、ケイトだ!」って声をかけてくれたり。笑
ーーーとても賑やかそうですね!笑
明石さん:もう、すっごいですよ!ほとんどちっちゃい子なんですけど、ハグしてくれます。すっごいかわいいです。大好き!
エンバーさん:本当に子どもが魅力ですね。千葉エリアはみんな優しい子で、毎日会いたい気持ちが溢れてます。休日に会えるのも、私もすごく嬉しいです。子どもたちとはずっと友だちみたいな感じなんだけど、その子たちと英語で喋れるようになるのがすごく楽しい!
山川さん:ネイティブの先生と一緒に働けるので、日本にいながら海外体験が出来るのは、英会話講師の魅力だなと思いますね。あとうちにはイベントがたくさんあって。日常じゃありえないようなことを子どもたちとシーズンごとに楽しめるのは好きなところですね。ハロウィンの仮装したりとかね。
私は二人と違って、もともと「子どもが大好き!」ってわけじゃなかったんですけど、結局大人と話すのも子どもと話すのもそんなに変わらないなーって最近思っていて。対人間というか、どうやって付き合っていくのか、どうやったら成長に繋げていけるかっていうのを学べるのは、少人数の教室ならではの魅力だなって感じているところです。
子ども好きじゃなかったって言っておきながら、1年ごとのクラス替えのときに「来年も先生がいい!」「先生のレッスン楽しかった!」って言われると、抱きしめたくなりますね。笑
エンバーさん:あ、私もマイドリームのポスターに、前の年は「プリンセスと話したい」って書いてたのに「大人になったらエンバーと話したい」って書いてくれた子がいて。1年しか教えてないのに、プリンセスから私に変わったのは嬉しかった!
明石さん:わー、それはすごい嬉しいですね!
ーーー逆に大変だったなぁっていうエピソードはありますか?
山川さん:最初が大変でした。接客や営業の仕事をしてたので、今までそんなにコミュニケーションで困ったことがなくって。でも、学校の先生でもないし、塾の先生でもない、英会話教室の先生、って特殊な立ち位置で。そこに適応していくまでが大変だった覚えがあります。
ーーー具体的にどんなところが特殊だなと感じましたか?
山川さん:自分の中の先生のイメージって、厳しかったり、指摘する人、みたいなイメージがあったんですけれど、それだけだと子どものモチベーションが保てないんですよね。だから、明るく“How are you?”っていう、普段のテンションとはかけ離れたキャラクターでいかなきゃいけない、でもやっていいこと、悪いことはあるから、それは英語で示さなきゃいけない、っていうところのバランスを取るのがすごく難しかったですね。
一緒に働いている日本人講師の先輩が、フォローについてくれたり、「ここはこうした方が良かったよ」っていうフィードバックをしてくれるので、徐々に慣れていくっていうのと、あとは日数をこなせ!って感じですね。笑
ーーー仕事なので100%楽しいだけではないと思いますが、たくさん考えて頑張ったからこそ今の子どもたちとの温かい関係が築けているんだろうなぁと感じますね。
のんびり過ごせるだけじゃない!魅力だらけの房総半島
ーーーみなさん地元は房総半島ではないと思いますが、地元や都内ではなく、この場所で働く理由は何なんでしょうか?
山川さん:房総半島のいいところならたくさん話せますよ!最近テレビで取り上げられてるいすみ鉄道!ご存知です?すぐそこを通ってるんですよ。大多喜城や滝のあたりを通るんですが、景色が本当に綺麗で、親にも自慢してます。笑
春は桜で夏はあじさい、秋は紅葉に冬は雪。「こんなにきれいなんだ!」って、感動すると思いますよ!1年通して来ないと分からない魅力が、歩いて行ける距離に詰まってるんです。
明石さん:うんうん、本当にめちゃめちゃいいところですよ。意外かもしれないんですけど、アクセスの便利さ!日本のちょうど真ん中にあって、都会から離れすぎず、上にも下に行くにもちょうどいい場所だと思ってます。治安もいいしね。
エンバーさん:海が本当にきれい!私は特にサーフィンとかはしないけど、波がすごく良いらしい!この間のオリンピックも、上総一ノ宮だったよね?
山川さん:だったね。
明石さん:袖ヶ浦駅前とかも栄えてきてて人もどんどん増えてきているので、これからもっと栄えていくんだろうなと願望も込めて思ってるけど、一方で自然はたくさん残っているので、「都内の忙しなさからは離れたい!でも東京に行きたいと思ったときにすぐ行きたい!」が叶う場所だと思ってます。
ーーー都会よりも「人との繋がり」が密なイメージがあるんですが、実際いかがでしょうか?
エンバーさん:多分都会だと、習い事が多すぎていろんなところに先生がいると思うんです。だからここまで深く関係が作れないんじゃない?って思っちゃいますね。子どもたちにとってただの塾の先生ってだけじゃなくて、本当に信頼できる大人になれる場所なんじゃないかな。
何よりね、人が優しい!前に友達が来たときに、近所の人が荷物の量を見て「駅まで車乗っていきますか?」って!1回も話したことないのに、すごく優しくしてもらった。
明石さん:勝手なイメージなんですが、生徒の入れ替わりも都会より少ない気がします。3歳から通って今中学2年生の生徒さんがいたり、親御さんが子どもの頃通ってたっていう生徒もいて、私より塾歴が長い子もいますね。笑
ーーーそれだけ地域に根付いているってすごいことですよね。最後に「これからこんなことしていきたい!」っていうものがあればぜひ教えてほしいです!
エンバーさん:ちょっと恥ずかしいけど、いつか小説を書きたいなって。ただ好きなだけで、ずーっと子どもの時から書いてるんです。「何が一番上手?」って言われると私は書くことかなって思うので、いつか小説を出版したいんです。
山川さん:その能力が高じて、レッスンプランを書くんだよね。
エンバーさん:そうなんです。今書き始めてて、実は今週から始まります。
ーーー目標と仕事がリンクするってすごく素敵なことですね!
山川さん:私は茂原、鴨川、館山、君津…っていろんな校舎に行っていて、千葉をぐるーっと回ってた経験があるので、新しい先生にそこで培ったティーチングスキルを伝えていけたら、というキャリアは考えてます。
あとは写真が好きなので、仕事のついでに観光地に行って、写真を撮り続けたいな。
明石さん:今プライベートもしっかり充実させられて、仕事も問題なく進められていて、こんなに素敵な環境で働いていていいのかなって思っちゃうくらいなんです。褒めすぎかな?笑
「どのようにしたら授業がスムーズに進むのか」「子どもたちが楽しめるのか」「保護者の方が安心できるのか」って全て考えられているので、自信を持って授業ができてるんです。だから、この街に、この会社に、もっと人が集まってくれたらいいなと思っています。
取材後記
文章ではなく音声で伝えたくなるほどの「かわいい!」「楽しい!」という3人の生の声。この仕事を、そしてこの場所で働くことを心から楽しんでいるのがひしひしと伝わってきました。
「英語が好きで、子どもが好きで、少し穏やかな街で暮らしたい」
もしそんな想いをお持ちの方がいたら、これほどマッチする場所はないのでは?と私からも背中を押させていただきます。
山川さん、エンバーさん、明石さん、ホクホクするお話をありがとうございました!
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