もっとマッサージの質を上げたい――私がテリーナテリーナに転職した理由【マッサージ師・蒲生さん】
written by ダシマス編集部
“QOL*をなんとかする、どうにかする”を企業理念に掲げ、PR(Public Relations)✕DX✕健康の事業を展開する、株式会社テリーナテリーナ(以下:テリーナ)。
今回はそんな同社にて、あんまマッサージ指圧師として働く蒲生安祐美(がもう あゆみ)さんにインタビューを実施。転職した時の想い、マッサージ師として働くやりがいなどを語っていただきました。より良いマッサージができるようになりたいという考えがあった蒲生さんは、その想いが実現できる職場としてテリーナを選んだと言います。なぜそう思ったのか、その理由を聞きました。
あんまマッサージ指圧師:蒲生安祐美(がもう あゆみ)さん
都内の鍼灸整骨院に2年ほど勤務した後、福島に戻り訪問マッサージの仕事に就く。その後、より一層、自身の技術力、知識を磨くためにテリーナテリーナへ転職。
取材・執筆:大久保 崇
『ダシマス』ディレクター。2020年10月フリーランスのライターとして独立。2023年1月に法人化し合同会社たかしおを設立。“社会を変えうる事業を加速させ、世の中に貢献する”をミッションとし、採用広報やサービス導入事例など、企業の記事コンテンツの制作を支援する。
マッサージには身体を良くするだけでなく、心の面もケアし生活を豊かにする力がある
――蒲生さんのご経歴を教えてください。
学校を卒業してすぐ都内の鍼灸整骨院で2年ほど勤め、その後、福島県に戻って訪問マッサージ師として別の会社で3年ぐらい働きました。そこからテリーナに転職して、現在(取材:2023年8月)ちょうど1年くらい働いています。
――なぜマッサージの仕事がしたいと思われたのでしょうか。
人の健康に携わる仕事がしたいと思っていたからです。私の母もマッサージ師でして、この仕事なら人の健康に深く関わることができると思い、選びました。マッサージは身体を良くするだけでなく心の面もケアし、その人の生活に良い影響を与える力があります。他人の人生に少しでも力になれるかもしれない。そこに魅力を感じました。
また訪問マッサージは、主に自分の力で通えない高齢者の自宅に行きます。この辺りは車がないと生活できないようなところが多くて、どこにでも整骨院があるというわけではありません。私達が訪問マッサージを行うことで、通えないけどマッサージを必要としている人達の生活を少しでも豊かにできると思うとやりがいを感じます。
――テリーナに転職したのはなぜだったのでしょうか。
テリーナの求人票に書かれていた内容と、面接時に見学して実際に見た光景に魅力を感じて転職を決めました。
以前の職場で働いている頃、自分が今までやってきてたことが正しいのか、どこか不安が解消されないまま過ごしていた部分があったんです。勉強や研修がしっかりでき、周りに相談できる環境で働きたいという気持ちが根底にありました。そんな時に求人票でテリーナを見つけたんです。ここなら正しい知識を学び、マッサージ師の方とも話し合いができる環境がある。そう感じて、転職することにしました。
――どういったことに対して不安を感じていたのですか。
決して以前の職場でしていたマッサージのやり方が間違っている・悪いという意味ではなく、「もっと良くしたいのだけれど、このやり方でいいのだろうか」という、自分自身の問いの答え合わせができないと感じていたんです。
自分でも精一杯考えていたものの、独学の学びに限界を感じるというか、自分一人では解決できないことも多くて。正しいと思ってやっていたことが、結果的に間違っていたとなっては利用者様にとっても良くありません。今のままでは、ただ揉んでいるだけの人になってしまうような気がして不安だったんです。
もっと経験豊富な人の経験談も含めて意見が聞ければ、10年、20年とこの仕事を続けていけるマッサージ師になれると考えました。
――自分で自分のマッサージの力量を判断するには知識や経験が乏しい。だから違うところに行って視野を広げようと考えた。
そうですね。
――実際に転職してよかったと感じるところは何でしょうか。
訪問だけでなく、サロンでもマッサージをしているので色んなチャレンジができる環境があります。そこにも魅力を感じました。
あと、女性が多くてすごく働きやすいです。その上で、自分の分からないことや不安に感じることを解消できる勉強会や研修の場があること、会がなくても、技術者同士が時間を合わせて疑問があるたびに色々話し合えるのがすごくいいと思っています。
さらに休みも取りやすいので、メリハリをつけて働ける。そこも転職して良かったと感じているところです。
日々4~7軒訪問してマッサージ。施術に専念できる環境がありがたい
――蒲生さんの一日の仕事の流れを教えてください。
まず出勤して朝の準備をしたら利用者様の家へ向かいます。日によって違うのですが、1日4軒から7軒くらいでしょうか。それ以上の時もあります。基本的には「この方は何曜日の何時に伺う」というのが決まっているので、スケジュールに従って仕事をすることが主な一日の流れです。会社に戻ってきたら、明日の準備や他の人への引き継ぎ事項があれば引き継ぎなどをして仕事を終えます。
時々、午後の時間を空けておき、新規の方の無料体験をしたり、訪問ではなくサロンで施術を行ったりすることもありますね。
――マッサージ以外の業務はありますか。
ケアマネージャーさんが施術報告書を求められる場合は報告書を作成します。施術報告書は、マッサージの内容や利用者様が今どういう状態にあるのかを記載する書類です。あとは業務日報を書いたり、利用者様の情報をカルテのような社内資料に記載したりですかね。
――医療や介護の現場では、施術以外の仕事が大変だと聞いたことがあります。
基本的に事務的なことは事務の方が対応してくれるので、大変に感じたり時間が取られると思ったりしたことはあまりないですね。施術に集中できる環境があると思います。報告書を書く際も、業務時間内で終わるように考えられているのでそこもありがたいですね。
――マッサージの仕事をしている中で、嬉しかったエピソードがあれば教えてください。
寝たきりではないのですが、動くことが少なくて自分一人で運動するのは難しいという方がおられました。その方がマッサージを始めてからしばらくして、「自分で運動できるようになりたい」と、前向きな気持ちが芽生えたことを話してくださった時は嬉しかったですね。それからは表情もすごく明るくなりました。
マッサージ以外のことも当然影響していると思いますが、自分のマッサージが少しでも力になれたと思うと嬉しかったです。
――それは嬉しいですね。反対に大変だと感じたことはありますか。
施術をした箇所が痛みだしたと聞き、いろいろと考えながら対応したものの上手くいかないことがありました。いろんな方に相談したり、他のやり方を勉強したりしたのですが、結果的に利用者様の望まれる結果にはならなくて、とても悔しい思いをしたことがあります。
――蒲生さんが実際にマッサージをする時に心がけていることは何でしょうか。
その人の身体に合ったマッサージをすることですね。マッサージは、体内の循環を良くして硬いところをほぐすことが目的です。例えば、高齢の方だと筋肉が細いので、あまり力強くガシガシやるよりも、広く筋肉を動かしてほぐしていくやり方の方が合っています。指圧したり、浮腫(むくみ)を解消するためにさするように流したり。年齢層が高い方達が多いので、筋肉を傷つけたり切ったりしないように気をつけています。
――マッサージ師としての今後の目標を教えてください。
知識や技術面はまだまだだと思うので、まずはここをしっかりと向上させたいと考えています。あとは“人”としての部分。たとえ一人でも「この人なら大丈夫」と、仕事をしっかり任せてもらえるように成長していきたいです。私が思う将来の理想像は、聞かれたことに対し相手がきちんと理解できるように答えが出せて、「この人がいてくれたら安心だよね」というような、安心感を備えた大人です。
まだまだ今の自分では頼りないなって思うので、30歳、40歳と年を重ねた時に、思い描いている大人になるためにも、今頑張らなきゃと感じています。
新卒・未経験の人にとっても働きやすく、学びと経験が得られる場所
――社内の雰囲気を教えてください。
楽しくお仕事できる環境です。皆さん明るく和気藹々としていて、何かあった時も相談しやすいですし、施術以外のことでもいろいろ相談もできる人が多い。その上で、業務内容に関してはきちんと細かく報告することになっているので、仕事上のチームワークもしっかりしています。
――以前、社長にインタビューをさせていただき、大変ユニークな方だと感じました。蒲生さんから見た社長の印象を教えてください。
一般的なイメージとして、社長は偉くて話しかけづらいと思っていたのですが、私たちの社長は気さくに話しかけてくれる方です。だから仕事中も萎縮することもなく、いい感じに働けていると思います。
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――現場のマッサージ師として働かれているのは、どういった方がいらっしゃるのでしょうか。
今は女性3人と男性1人の4人体制です。私が20代で30代や50代の方もいらっしゃって年齢幅は広いですね。皆さん私より年上ですが、すごく若々しくて素敵な方ばかりです。
――テリーナのマッサージ師の特徴や、他との違いを教えてください。
私たちがしている鍼灸マッサージは国家資格が必要です。一方、街中では1回3千円くらいでできるマッサージもあります。資格を取られていないマッサージ屋さんも、きっと勉強されているとは思います。ただ、私たちは最低でもまず3年間学校に通って、様々な病気のことや人体についての勉強をしてきている。だから無資格の方と比較すると、人体の構造をより詳しく理解している点が違うんです。
私たちは「痛ければとりあえずそこをマッサージする」ということはせず、痛みの原因を把握して、マッサージを行うことが適切か考えた上で施術する。違う治療が必要だと判断したら、無理にマッサージはしません。こうしたことをきちんと見て、判断できる知識を持っているのは大きな違いだと思っています。
――今のテリーナでは、マッサージ師としてどういう人を求めていますか。
会社としては、できればすぐ現場に出られる人を必要としているかと思います。経験のある方であればとてもありがたいかなと。ですが、テリーナは新卒でこれからマッサージ師になりたいという人がしっかり学べる環境があります。私の経験上、現場の知識や技術をきちんと学べる場所だと思っているので、新卒の方にも興味をもっていただけると嬉しいですね。
会社もしっかり施術者を守ってくれるし、不安や分からないところがあればすぐに聞ける人もいます。勉強や練習の場もあるので、現場を未経験という人でも働きやすい会社です。
――ありがとうございます!最後に記事を読む方に向けて一言お願いします。
明るく楽しく、勉強もしっかりできる環境があります。自分の生活も仕事も、うまくバランスを取りながら働けるのが魅力です。気になった方はぜひ気軽にお問い合わせください!
テリーナテリーナについて
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