ご利用者様の「希望」をかなえたい。渡邊さんの熱い思いに迫ります!
written by 伊藤愛結
株式会社シェルパは「お客さまの希望をカタチに」をモットーに、ご利用者様が住み慣れた家や地域で生活を続けられるように支援する地域密着型の小規模多機能型居宅介護「ぼやあ樹」の運営を行う介護サービス会社です。
「ぼやあ樹」の施設は全部で6施設あり、神奈川区、鶴見区、金沢区にそれぞれの拠点を設けています。
今回はそのうちのひとつ「ぼやあ樹 新子安」にて事業所管理者をしていらっしゃる渡邊様にシェルパで働く魅力や思いをお伺いしました。
ご利用者様に寄り添った介護を行いたい。
福祉業界で働く一人のスタッフとして会社から評価を受けたい。
こんな悩みや熱意を持っている方、ぜひ読んでみてください。
ご利用者様に寄り添いたい。その思いをかなえる小規模多機能型居宅介護。
シェルパについて
まずシェルパの事業内容について簡単にご紹介します!
シェルパはご利用者様の「〇〇したい」という希望をかなえるために、通いサービスやお泊まりサービス、訪問サービスなど複数の介護サービスを行える「小規模多機能型居宅介護」事業所です。
例えば、ご利用者様が「高齢になったが自宅で生活したい」と思っていても、ご家族様が「自宅で生活させてあげたいけれど、仕事をしているために帰宅が遅くなってしまう」といった理由でなかなかご利用者様の望みをかなえてあげられないという状況があったとします。
そんなご利用者様の希望に応えるべく、日中は通いサービスを利用してもらい、時には訪問を行って安否確認や配食サービスを提供するという自由なサービスの組み合わせが行えるような介護体制をシェルパでは整えています。
このようにシェルパの小規模多機能型居宅介護サービスにはご利用者様だけでなく、ご家族一人ひとりの希望をかなえ、寄り添いたいという思いが反映されているのです。
ご利用者様にもっと寄り添いたい。そんな思いから出発。
Q.まずは介護職に就こうと思ったきっかけからお願いします。
高校を卒業して特にやりたいこともなく、フリーターとしてコンビニでアルバイトをしていたところ、高校時代の元担任から「とりあえずやりたいことがないなら、介護職とか見てみたら?」と職業訓練校を紹介されたのがきっかけでした。
元々黙々と仕事をするよりは人と関わりながら仕事をするのが好きだったので、ご利用者様と話しながら仕事ができる介護職は向いていたんだなと感じています。
Q.介護職のやりがいは?
やはり、ご利用者様一人ひとりに寄り添えることですね。
これはシェルパの特徴でもあるのですが「小規模多機能型居宅介護」であることによって、ご利用者様の生活をトータルサポートできるんです。
私は2か所のデイサービス施設を経験しているのですが、デイサービスだとデイサービスに来てくれた人しか対応できないんですよね。
たとえご利用者様の自宅が汚れていたとしても、家に入って片付けをするということができないので、家での悩みとかをサポートできないんです。
だからこそデイサービスでは限界があるなと感じていて、訪問もできる「小規模多機能型居宅介護」を選びました。
Q.シェルパへの入社経緯を具体的に教えてください。
2か所目のデイサービス施設で現シェルパの社長と出会ったのがきっかけでした。
前職のデイサービスで「小規模多機能型居宅介護」をやりたいねという話をスタッフ同士でしていたのですが、当時「小規模多機能型居宅介護」は珍しく、始めるにあたってなにをしたらいいのだろうって皆で考えていて。
それで希望者を施設内で募って、実際に小規模多機能型居宅介護を行っている群馬の施設にお話を聞きに行くことになったんです。
そのメンバーの中に現社長がいて、それがきっかけで元々あまり話したことがなかった現社長とよく話すようになりました。
現社長は「小規模多機能型居宅介護」のことだけじゃなく、ご利用者様の希望をかなえながら、働く上でのシステム作りとか経営的なところにも目を向けている方で、そういう施設を作りたいと言っていました。
私もその考えについていきたかったという気持ちが強くシェルパに入社したんです。
Qシェルパの特徴を教えてください。
ご利用者様一人ひとりに寄り添えることが最大の特徴ですね。
ご利用者様にまずは理想の生活や自宅でのお困りごとなど、利用前のヒアリングをしっかりと行います。
シェルパがオープンした当初はご利用者様の「パフェが食べたい」や「美術館に行きたい」、「銭湯に行きたい」というご希望をかなえられていたこともありました。
今は規模が大きくなり、全てをかなえるのは難しいのですが、「ご利用者様のすべての望みをかなえてあげたい」というのがスタッフ全員の共通認識です。
「ぼやあ樹 新子安」の黒字化を目指して
Q.事業所管理者として意識していることはありますか。
まずは経営面をしっかり把握していくということを意識しています。
もちろん、ご利用者様に寄り添うことは必須ですが、それを念頭に置いたうえでスタッフの頑張りへの還元も必要だと思っています。
辞めてしまう人が多ければ、人が入れ替わるサイクルもはやくなりますから、結果的にはサービスの低下にも繋がりかねません。
また、自分で言うのも恥ずかしいですが責任感がある方なので、事業所管理者としてスタッフを守っていかなければという気持ちも強く、就任当初は経営面を特に重視していました。
Q.経営面を重視する上で変えていったことはありますか。
私がこの「ぼやあ樹 新子安」に事業所管理者として就任する前は、お恥ずかしながらずっと赤字経営で…。
経営を黒字にもっていくために事業の方針を変えていくことにしたんです。
具体的には、事業所を利用したいと言ってくださるご利用者様を積極的に受け入れるようにしたことが大きかったですね。
シェルパを利用してくださるほとんどの方が病院や包括支援センターからのご紹介なのですが、ご紹介いただいても「スタッフの負担が大きいんじゃないか」という小さな心配をしてしまいお断りをしていたことが多かったです。
でもスタッフ同士のコミュニケーションをより密に行うようにして、ご利用者様を受け入れるような体制に整えていきました。
当時はスタッフが少なくて大変だったのですが、ここが頑張りどころとスタッフ同士で声を掛け合って、結果的に1年後に黒字経営になり、パートの方にも賞与を出せるようになったのは嬉しかったです。
現場の声に耳を傾け、スタッフが働きやすい環境作りに励む
Q.スタッフの働きやすさのために意識していることはありますか。
スタッフの働きやすい環境づくりを意識しています。
例えばスタッフの意見を聞くということを重要視していて、意見を言える場をしっかりと整えるということを大切にしています。
スタッフ一人ひとりがご利用者様の希望について応えられるように、1週間に1回ミーティングを開いて皆で相談する場を設けたり、申し送りノートにどんな小さいことでも記入するようにスタッフに伝えていたり。
あとは、一人ひとりに話を聞き、常に冷静に情報収集をしてから対応するようにしています。
スタッフも私も、そしてご利用者様も人間なので感情的になることはあります。
だからこそ、何かトラブルが起こった際にはスタッフ一人だけの声に耳を傾けるだけでなく、ご利用者様や関係している他のスタッフの声にも耳を傾けるようにして、冷静に判断していますね。
また事業所単位だけでなく、全事業所での話し合いの場を設けたり、本部でも意見箱を設置してスタッフが作った提案書について検討する会議も開いています。
会社自体もルールが決まっていないものに関してはルールを決めていこうという姿勢があるので、スタッフ一人ひとりが声を上げやすく、そして体制もすぐに整えてくれます。
Q.スタッフの意見が制度になった具体的な事例はありますか?
入社して1年が過ぎ、まだ事業所管理者という立場にもなっていなかった頃、私の妊娠が発覚したんです。
まだ設立して間もなかったので産休取得の前例もなかったのですが、社長たちが色々と私の要望を聞き出してくれて。
産休取得のモデルケースにしていただいたり、時短勤務を導入していただいたりと、子育てをするスタッフに向けた制度を整えてくれました。
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