取り組む仕事の“幅広さ”が自己成長の糧。システムエンジニアが語るNICSにしかない魅力とは

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written by ダシマス編集部

1974年創業、岡山県玉野市に会社を構える株式会社NICS(以下:NICS)。Webシステムの設計からプログラムの開発・導入・保守までを担う、老舗のシステム開発会社です。

今回はシステムエンジニアである家村 拓(いえむら たく)さんに取材し、NICSで働く魅力について聞きました。新卒でNICSに入社して3年経った今でも「この会社に入って本当によかった」と語る家村さん。実は4年目を迎えた今年(2024年)、趣味のイラストに本腰を入れて取り組みたいと会社に相談し、休職を選択しました。

社員のやりたいことを尊重するNICSの文化とは。

家村さんに存分に語っていただきました。

システム本部 第二システム部 第一開発課 家村 拓さん

システム本部 第二システム部 第一開発課 家村 拓さん

岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科を卒業。高校生のころに参加したインターンシップで仲の良い社風に魅力を感じ、NICSに入社。1年目からさまざまなシステム開発に携わり、2年目からは新人教育の講師を務めるなど、幅広い業務で活躍。現在は、会社からの応援もあり、かねてからの夢を叶えるべく1年間休職中。

入社4年目の決断。温く応援してくれる会社に感謝

――まずは家村さんの経歴を教えてください。

NICSが私のファーストキャリアになります。幼少期から兄2人の影響でインターネットが身近な存在だったので、高校は情報科に進みました。

NICSとは高校のインターンで出会い、社員の方同士の会話を聞いたり、働く姿を見たりするなかで、とにかく雰囲気がよかったことが記憶に残っていて。大学では情報通信工学科に通い、就職活動のタイミングで面接を受けてみたところ、無事に内定をいただけました。

実際に働いてみても雰囲気は和気あいあいとしていて、ギャップはなかったですね。

 

――NICSに入社してから、どのような業務を担当されてきたのでしょうか。

1、2年目は制服製造メーカーのアルバイト管理や家の見積補助、文章管理などのWebシステム、3年目から港湾物流のシステムをメインに携わってきました。担当業務としてはプロジェクトリーダーとして、スケジュールやタスク管理、先方との打ち合わせなど、案件のジャンルもポジションもかなり幅広く関わってきましたね。新人教育を担当していた時期もあります。

学生の頃から趣味でイラストを描いていて、その活動を本格的にやってみようと入社4年目になる今は休職させていただいているんです。

 

 

――社員の挑戦を歓迎してくれるのですね。

そうですね。最初は退職も視野に入れていたのですが、上司へ相談した際に「とりあえず1年間、休職してみるのはどう?」と言ってくださって。NICSの社員数は76名(2024年8月時点)になりますが、一人一人の声にしっかり耳を傾け、想いを尊重してくれる文化が醸成されていることを体感しました。

「やりたいことがあるから時間をください」と伝えて、温かく「いいよ」と応援してくれた会社に感謝しかありません。

 

3年でさまざまな分野を経験。若手にも大きな裁量権が与えられる

――家村さんが感じている「NICSだからこそ経験できること」はなんでしょうか。

短期間で非常に幅広い知見が得られることです。

私たちの主な事業はソフトウェア開発なので、やるべきは新しいサーバーにシステムを導入してお客様がきちんと活用できる状態にまで持っていくこと。お客様の業界は多岐に渡りますし、ご満足いただけるように新旧システムの特徴を細部まで説明できるだけの深い理解力が求められます。

いろいろな知識が必要になるぶん、NICSは技術者としての幅も広げられる場所だと感じています。

 

――常に知識をアップデートするのは大変ではないですか。

大変さでもあり、楽しさでもありますね。業界によって頻繁に専門用語がでてくるので、都度調べて覚えるのに苦労することもあります。

ただ、私はできない状態でいることのほうがモヤモヤするんです。常に100点である必要はないけれど、0点は取りたくない。できることを増やすために一生懸命に行動している感覚です。

最近はYouTube等でさまざまな解説動画がアップされているので、それも活用しながら学んでいます。学び続けることは大変ではありますが、それを超えて、自分が設計やプログラムしたシステムが実際に動いているのを目にしたときには、何ものにも代えがたいものがあります。

IT業界は進展が早く、新しい技術もどんどん登場してくるため、働くには「勉強が苦ではないこと」が大切なのかなと。もし今、私たちのようなIT業界を検討している若手の方がいたら、真っ先に「学ぶ習慣を身につけて!」と伝えますね。

 

――これまで働いてきたなかで、特に印象に残っている経験を聞かせてください。

入社3年目のときに経験した出張です。港湾物流システムのプロジェクトリーダーとして、システムを現地で反映するために神戸へ出向きました。当時、出張もパートナー企業との対面作業もすべてが初めてで、専門用語や事前知識のインプット、全体の流れの把握など、学ぶことだらけで苦労した記憶があります。

でも、実際に現地に足を運んだことで業務の切り出しではなく、プロジェクト全体を俯瞰(ふかん)できるようになりました。いつもはリモートで現地と繋いでの作業だったのですが、切り替え作業に必要な道具やサーバーにもふれて新たな知見が深まりましたね。

 

 

――技術者としての経験値が一気に上がったのが初出張だったのですね。

実は港湾物流のプロジェクトリーダーを務めたのはこのときが初めてで、いきなり1人で出張を任せられたことには正直驚きました(笑)。一見無茶ぶりのようですが、若手社員であっても信じて任せてくれる「裁量権の大きさ」はNICSの魅力のひとつです。早いうちから活躍できますし、人事評価は売上・利益の実績等から点数化されているため、年齢に関係なく、がんばりが給与にダイレクトに反映されます。

私も入社してからタスク管理やプロジェクトリーダーとしての業務遂行など、幅広い経験を積ませてもらいました。

 

――3年間のうちに本当にいろいろな経験をされてきたことが伝わってきます。

NICSは業務面でも一人で担当する分野が広いんです。設計・プログラミング・テスト、それぞれに明確な担当がいるのではなく、全員がどの役割でも担えるようになっています。いろいろな業務を経験できるからこそ、より自分に合ったものや強みを発揮できる分野を見つけやすいです。

スケジュールひとつをとっても設計やプログラミングの経験があると、「この機能は難しいから期間を少し長めに設定しておこう」と的確な判断を下せます。同業の友人と話していても、「プロジェクトの全体像を、全員が把握しながら進められる環境はめずらしい」とよく言われますね。

 

業務、人、働き方――すべてにおいて、心の底からNICSに入社してよかった

――NICSの好きなところを教えてください。

なんといっても雰囲気の良さです。みなさん働かれているときも表情が明るいんですよね。わからないことは遠慮なく先輩に質問できますし、全員が親身になって要点を押さえて回答してくださいます。心理的安全性の高さは、ここに入社してよかったと思える要素のひとつです。

 

――穏やかで明るい社風が根付いているのですね。

あとは、社員一人一人の意見をしっかり拾い上げて反映してくれるところも好きですね。肩書きや年齢問わず、全員の距離感が近いので、悩んだりしんどかったりしたときに相談すると、「困っているなら今すぐに対応しよう」と向き合ってくれます。私のイラストの話にも真摯に耳を傾け、スピーディーに休職という対応をとってくださったところにも社風が表れていますよね。

また、私の休職を機に会社として副業解禁に向けて動いているらしいんです。その時々の時代の流れや社員の状況に合わせて、いつも会社が柔軟かつ迅速に対応してくれています。

 

――そんな「人」を大切にしている会社で、家村さんが人と向き合う際に意識されていることはありますか。

自分が身につけた技術や知見、ノウハウは意図的にすぐに後輩に教えるようにしています。入社2〜3年目で関わった新人教育でも、「経験上こうなるから、先にこうしたほうがいいよ」と最初からすべてを伝えていました。

というのも、私が1年かけて身につけた技術を1週間で教えられたとすると、後輩たちは残りの時間でさらに発展した技術のインプットができますよね。NICSの強みは「技術力の高さ」です。下の世代へと継承しつつ、またさらに次の世代を育てられる人を生み出して、人が入れ替わっても高い技術力をつないでいきたいです。

 

 

――福利厚生にはどのようなものがあるのでしょうか。

NICSでは福利厚生に、大手通信会社も採用している『ベネフィット・ステーション』を導入しています。飲食店や宿泊施設、賃貸契約の割引優待をはじめ、e-ラーニングの完全無料受講、育休や介護サポートなどがあり、会社指定ではなく、社員の任意で使いたいサービスを活用できます。約140万件以上のメニューがあるのですべてを把握できていないのですが、私はよく行くカラオケの割引を使いました!

 

――自分に合った福利厚生を選べるのはいいですね!

働き方においても、フレックス勤務や短時間勤務など、柔軟で働きやすい労働環境が整っています。基本は出社勤務で、在宅勤務を希望する場合は別途日報などが必要ですが、手続きがきちんとフォーマット化されているので申請しやすいです。

業務、人、働き方、すべてにおいて心の底から「NICSに入社してよかった」と思えています。こんな良いところばかり言うと手前味噌に聞こえるかもしれませんが、本当なので(笑)。

私は休職期間で自分のやりたいことにフルコミットして、応援してくれている会社に良い報告ができるようにがんばります!

 

(取材:大久保 崇・執筆:おのまり

 

株式会社NICSの詳細・採用情報はこちらから

ホームページ:https://www.nics.ne.jp/

採用情報:https://www.nics.ne.jp/recruit

 

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