出勤する度、心が躍る!ジオックスの障がい者支援から学ぶ‟厚みのある人生のヒント”
written by 一緒俐(いおり)
皆さんは、障がいがある人の日常生活を見聞きしたことやイメージしたことはありますか?
「障がい」には知的障害や精神障害、身体障害、発達障害、難病など、さまざまな種類があります。また、障害の重軽度も千差万別で、サポートする際は各障がい者の希望や意思を尊重したホスピタリティが求められます。
今回は障害がある方の各家庭へ訪問し、日常生活のお手伝い(生活支援や介助、介護)に従事している、株式会社ジオックスの古賀さんを取材しました。
古賀和也さん
前職(障がい者施設職員)の知見を活かせる仕事を探し、ジオックスと出会う。 入社2か月目にして20名ほどの利用者を担当している。 ちなみにスポーツ好きな元ラガーマン。 思い切って新しい物事を始めるときの原動力は何か?を質問すると「元々、好奇心旺盛で心が赴くままに新しいことに挑戦してみたら、思った以上に楽しかった。ただそれだけです。」と清々しく回答している。
父の死を機に「有意義な人生を送りたい」を思った
―――40代で思い切って転職したきっかけは何でしたか?
父が亡くなったのを機に、自分はこれからどう生きたいかを改めて考えるにつれ「死ぬ直前に退屈な人生だったと思いたくない。自分と関わる人も退屈させたくない!」と思うようになりました。
母も介護保険を受ける年齢になり、少子高齢社会に関するニュースや情報を積極的に見聞きするたび「家族にもしものことがあっても対応できるようになりたい」と感じ、転職を決意しました。
―――身近な人の死をきっかけに人生を振り返り、マンネリ化した働き方や生き方をしているなら脱却したい!と思ったのが転機だったのですね。では、訪問型の障がい者支援の仕事を選んだ理由は何でしたか?
「毎日、変化や刺激があって飽きない職場が良い」と思っていたからです。
福祉業界では施設内にて介護サービスを提供するのが一般的ですが、ジオックスでは障がいがある方のご家庭訪問で支援サービスをするのが自分には大きなポイントでした。
また、知的障がい者支援施設での勤務経験があったので自閉症、ダウン症の方も多く支援しているジオックスの仕事にも活かせると感じました。一時は地元(北海道)への帰省を検討していましたが、転居せずに自分に合う仕事に出会えて良かったです。
―――確かに貴社の業務であれば基本外回りですし、毎回違う人と出会えたりして、毎日が新鮮ですよね!ちなみに福祉業界には、いつ頃から興味関心があったのですか?
たまたま社会福祉学部(大学)に進学し、次第に福祉業界を志望するようになりました。
大学卒業後は一般職に就職しましたが、学生時代の教育実習の思い出が忘れられなくて。
実習では児童養護施設でお世話になり、子どもたちと過ごした日々は本当に楽しくてあっという間でした。障がいがあっても無くても、一緒に何気ない日常を過ごせる…それがとても尊いものだったんです。
なので、はじめてジオックスの求人を見たときは「この仕事、楽しそうだし、やってみよう!!」と応募しました。
どんどん学び、さらに多くの障がい者を支援したい!
―――「コレやってみたい!」というシンプルな動機で貴社の仕事を始めた方が多いと伺ったのですが、古賀さんもそのうちのお一人だったんですね。では、入社後に実感できた貴社の良さを教えてください。
''風通しが良い職場” これに尽きます。
訪問介護で毎日お客様の所へ出向けるだけで個人的にはオンとオフの切り替えがしやすくなりました。仕事の合間に、近くにあるジムでサウナに行ってから次の現場に行くこともあり、道中で個人のちょっとした用事も済ませられるなど余裕を持ったスケジュールで過ごせて本当に快適です。
また職場の人たちとはアプリ、ビジネスチャットなどのITツールを駆使して報連相や質疑応答も小まめに行っているので初めての現場に行く際も安心できます。
訪問で全スタッフが各現場へ出向するため職場の人たち全員との顔合わせは難しい面ですが、数多くの新人育成をこなしてきた会社ならではの育成ノウハウもあり、チャットでのやり取りでは勉強になること、励みになることもたくさんあり、満足しています。
―――入社して間もない中、転職して良かったことをこんなにたくさん感じられていて何よりです!ちなみにワークライフバランスはいかがですか?
こちらも大変良くなりました!前職は月の半分以上が当直型勤務で睡眠不足になりがちでしたが、今では食事も睡眠も整った生活を送れています。家族からも「毎日帰って来てくれるのが嬉しい!」と言ってもらえて、自身も家族との時間を大切にできるようになりました。
人間生活の土台となる食事と睡眠をしっかりとって、これからも健康的に暮らしたいと思います。
―――それは良いこと尽くしですね!では、ワークライフバランスも良くなったということで今、挑戦中の目標があれば教えてください。
ゆくゆくはサービス提供責任者になりたいので、まずは介護福祉士、公認心理師などの資格取得に挑んでいます。
また、日々の業務の目標は担当者数を増やすことです。先輩方のご指導のお陰で現在は20名ほど担当していますが、弊社には約180名ほどお客様がいるので、もっと担当できるように頑張りたいです!
…という気持ちはとても前のめりであるのですが、今も毎回マニュアル見て覚えようとしている段階なので座学も同時並行で進めている際は頭がショートしそうになる時もあります(笑)ただ、何でも挑戦してスキルアップしたい!という想いは確かなので引き続き勉強を楽しみます!
僕らの方こそ、人の想いや可能性に支えられている
―――障がいがある方と接してきたご経験が長い古賀さんにこそ伺いたいのですが、この仕事の大切なポイントは何ですか?
挙げるとキリがありませんが、一番は弊社のマニュアルにもある「お客様への尊敬、リスペクト、感謝を忘れないこと」ですね。仕事をしているとサポートしている私たちの方が元気や勇気、気づきを頂けることが多くて「毎日ありがとうが尽きない職場」と感じています。
また「正解も不正解もない世界だからこそ、いろいろやってみること」も重要ですね。この仕事は人対人、相性もあったりして難しい局面も正直あります。良かれと思って手取り足取りサポートしようとすると「そのくらいは自分でやる!できる!!」と言われたりするときもありますし。中には失語症でコミュニケーションが上手くいかず、モヤモヤさせてしまったこともありました。
ただ、この程度でへこたれない強さと優しさも僕ら支援者には必要です。何度も何度も挑戦して、ごくまれに自分の考えや発想、工夫が上手くハマると利用者様と一緒に「やったー!」とガッツポーズしています(笑)
―――スポーツと同様、達成感があるとスッキリしたり、やみつきになってきますよね!持つべき志だけでなく、実際に現場であった難しかった状況も併せて教えてくださってありがとうございます。では、仕事で思わずウルッときた感動シーンNO.1を教えてください!
「身近な人や家族を大切にしよう」と気づかされた時は特にジーン…ときますね!
ご夫婦の支援サービスに入った際、旦那様の入浴介助中に「ああ見えて妻はね、寂しがり屋さんだからさ、いっぱい話しかけてあげてほしい」と奥様を気遣う一面を拝見したことがあるんです。その瞬間「なんて心が美しい方なんだ…自分もお客様のように家族を思いやれているだろうか…」とふと我に返りました(笑)利用者様の寛大さ、器の大きさには感服いたしました。
―――これは私も胸がジーンとします…!普段から人生の過ごし方、人との接し方を学べるのが貴社事業の醍醐味なのですね。
そうなんです。自分で言うのもなんですが、僕はモーガン・フリーマンのように裏方や本人たちを輝かせる「助演男優賞」を目指しているんです(笑)日々の支援は、主人公の利用者様の心と生活にスポットライトを当てること…それに徹したいです。
皆様から勉強させていただいたことをフルに活かして、引き続き自分と関わる人たち全員を笑顔にしていきたいと思います。
人を通じて生きる意味を知る。これぞ濃い人生の素。
―――それでは最後に、貴社の素晴らしい支援事業についてをまだご存知ない方にも、お伝えしたいメッセージをお願いします!
介護や生活支援の仕事を始めて、人生がマイナスになることは一切ありません。
むしろ人と関わるたびに、人生の意義を考えるきっかけが増え、人生に深みや厚みが出ると僕は思います。
人は1人で生きていけません。もしも今、1人で頑張っているような寂しい気持ちになっている方がいれば、皆さんの手を必要としている方がたくさんいることを知ってください。そして皆で周りの人たちを気にかける温かい職場で人生を豊かにするヒントを探してみてはいかがでしょうか。
そして、もし自分の過去やこれからの人生を考えた際に変わるキッカケが欲しいのであれば、その機を待たずに、ぜひ弊社の求人をご覧ください。少しでも「なんか面白そう」と感じたら、その時こそジオックスへのご縁があるはずです。