浴室づくりで願いを叶える!?オーダーメイドの魅力に迫る!
written by 伊藤愛結
中村 勝浩(なかむら かつひろ)様
太宰府工場の工場長。社歴36年。
大学では技術機構(機械の構造)について学ぶ。
ダイワ化成には新卒で入社。
#設計も製造もできるダイワ化成に一目惚れ
#設計・商品開発に人生をかける
#ホテル紹介番組を見ると、つい浴室メーカーを確認してしまう仕事人
仕田原 早紀(しだはら さき)様
係長代理。社歴6年。
大学では住宅環境(住宅の温度変化)について学ぶ。
ダイワ化成に新卒で入社。
#オーダーメイドの魅力にどハマリ
#開発だけじゃなく、デザインも担当
#家探しでは真っ先にお風呂の点検口を確認してしまう生粋のエンジニア
オーダーメイドの浴室やトイレ、浄化槽など水回り製品を手がけるダイワ化成株式会社様。
創業52年を迎えた今でも、”お客様に最高のオーダーメイド品”を届け続けています。
その鍵となるのが「お客様の要望を叶えたい」というオーダーメイドへの想い。
今回は中村様と仕田原様にダイワ化成でオーダーメイドに関わる面白さや想いについて伺いました。
まずはお仕事についてご紹介!
---お二方のお仕事である物件業務と開発業務について教えてください。
仕田原様
私が担当している物件業務はお客様が要望される浴室デザインの製品図を元に、実際にどうやって製作するのか現場での施工方法までを考える仕事です。
みなさんのご自宅の浴室をイメージしてもらえば分かりやすいと思うのですが、浴槽の横についている取っ手やシャンプーを置く棚、床や壁に貼ってあるタイルなど、浴室はたくさんの部品で成り立っていますよね。
こうした浴室に必要な部品をどう設置するのか考えていくのが私の役割の一つです。
施工方法については、ただどうやって浴室を建てていくかだけでなく、耐久性や安全性までも考えていきます。
例えばお風呂の壁につく洗面器置台の重量がかなりある場合、壁の耐久性や、万が一にも人が乗った時の安全性も考慮しなければなりません。
中村様
私の統括する開発業務はお客様の要望を叶える製品の裏付けとなる技術開発のための試作・試験を行い、実際に製造できる図面(製造図)に起こすのが仕事です。
例えばお客様から「大きなバスタブが欲しい」というご相談をいただいた場合、貯める湯量が多くなるので、バスタブを支える補強はどの程度必要なのかを計算し、試作を行います。また、頑丈にしすぎると重くなり搬送が大変になるため、どの素材を使えば軽量化が図れるかを、同じく実験をして、データの蓄積を行い、試行錯誤を繰り返します。これ以外にも、製造機械の制約や、納期の制約もありますので、様々な観点から検討を重ね、新製品の開発に繋げて行きます。
こうした過程を経て、蓄積した技術力を発揮し、実際の製造図に反映していきます。
オーダーメイドの魅力とお客様の要望に応え続ける秘訣とは
---ダイワ化成でオーダーメイドを扱う面白さは?
仕田原様
お客様のこだわりを細部まで実現できることですね。
オーダーメイドは既製品とは違ってこれしか出来ないという制限があるわけではないので、お客様の要望に合わせて浴室の構造を柔軟に変えることができるんです。
例えばお客様から「浴室の天井をアーチ型にしてほしい」と要望があったとします。ここで通常のアーチ型の骨組みで建てようとすると、お客様が希望している浴室の天井に構造的に建てられないといった問題が出てくるんです。
でもダイワ化成ではこうした難しい案件をたくさん手掛けているので、過去の案件で検討した構造を応用してお客様の要望を実現できます。
こうした従来のやり方や既製品では実現が難しいお客様の要望を、ダイワ化成のオーダーメイドで叶えることができるのは面白さの一つですね。
中村様
仕田原さんも言ってくれましたが、オーダーメイドの一番の面白さは既製品という型に囚われない製品づくりができる点だと思っています。
戸建て住宅のシステムバスとなるとサイズが決まっているので、場合によってはお客様の要望に応えきることができないんですよね。
ですがダイワ化成の製品はすべてフリーサイズになるので、お風呂のレイアウトを自由に変えられるんです。
例えばお客様から「洞窟みたいなお風呂が欲しい!」との要望があれば、壁や天井からバスタブまですべて黒にして、LED照明も少し紫のものを付けて、浴室に洞窟のイメージを再現することもできます。
話は少しずれてしまうかもしれませんが、私が就職活動をしていた頃は・・・って何十年も前ですが、こうしたオーダーメイド製品を取り扱っている会社はなかったと記憶しています。
オーダーメイドを長く続けてきたダイワ化成だからこそ、難しい要望にも応えられると自負していますし、型に囚われない面白さも実感できると思っています。
---ずばり良いオーダーメイド製品を生み出すための鍵は?
仕田原様
業務の中で気が付いた点や作図に関して会社全体で相談や意見交換をしながら、仕事を進めていけることが鍵になっていると思います。
オーダーメイドはこの世にない製品をイチから作っていくものなので、案件に取り組む中で「どう構造を作っていくか」「この構造で実際に実現できるのか」など迷うことはたくさんあります。
迷っていても納期は迫ってきますので、悩んだ時に仲間に相談したり、3DCAD(設計ソフト)で検証しあったりして仕事を進めていける雰囲気があるのはとても心強いです。
お互いに相談しあうことで自分でも気が付かなかった点に気付けるのは、チームで作り上げるからこその強みだと思います。
中村様
自分が所属している部署だけではなく営業や技術、開発など様々な部署と連携しながら、製品を開発していけることです。
オーダーメイド製品を販売するダイワ化成では、お客様からの需要を元に自分たちで製品を設計・作成し、販売を行っていきます。
お客様の要望を一番に聞いているのは営業部署なので、例えば製品を開発するとなった際も「お客様から一番多い要望は何か」を営業から聞いて、製品開発を進めていくんです。
実際に「会社寮や施設で使われる大きいサイズの浴槽を要望されるお客様が多い」と営業から聞いて、大きい規格サイズの浴槽「GFP-2816」を開発しましたので、こうした部署同士で協力することが良い製品作りに繋がっていると思います。
社員が楽しく働くことで新たな製品を開発したい
---今後取り組んでいきたいことはありますか?
中村様
ダイワ化成のブランドをもっと世に広めていきたいですね。
ダイワ化成を知ってもらうという点においては、大手に比べてまだまだ伸びしろがあると思っています。
だからこそ、先ほどお話した「GFP-2816」のように、お客様からオーダーが多かった製品を元にした自社製品開発もこれから行っていく必要があると思います。
そのためには社員が楽しく働けるような環境作りも重要だと思っていて、毎日10分間社員ミーティングするようにしています。
その時間の中で製造図に関する悩みから業務の進捗具合まで細かく聞くようにしてるんです。
社員の話を聞いただけではイメージが湧かない時もあるので、実際に工場や現場に行き、現物を見て状況を確認し、事実を知るという三現主義も実行するようにしています。
今後もこのように社員の話に耳を傾け、三現主義を大事にしながらダイワ化成のよりよい製品開発を行うことに力を入れていきたいです。
仕田原様
私も中村さんと一緒で社員が楽しく働ける環境作りに取り組むのはもちろんのこと、部署のみんなで色々な相談や共有をしながら、新商品の開発をしてみたいです。
新商品開発にあたってアイデアを考える時間も必要になってくると思うので、業務の効率化にも取り組んでいかなければならないと思っています。実際に今はみんなで相談しながら作図の効率化につながるツールを使って、作業をする時間を削減できるように取り組んでいます。
みんなで検証を行いつつ話し合うという環境をこのまま保ちながら、その環境の中でダイワ化成の新製品を開発できればと思っています。
---一緒に働きたい人と思う方はどんな方でしょうか?
中村様
前向きで新しいアイデアを出せる人がいいですね。
オーダーメイドはイチから新しい製品を作り出していくので、固定観念に囚われてしまうと難しい部分もあります。
大切なのは”否定から入らないこと”、お客様が要望するものに対してどう実現していくかというのを常に考えていく必要があります。
周りの意見を聞きながら前向きにアイデアを生み出してくれる方が来てくれたら、ダイワ化成のオーダーメイドはもっと高いところにいけると思っています。
仕田原様
新しい風を職場に吹かせてくれる方ですね。
約8人と少人数で業務を行っているので、難しい案件になると考えが煮詰まってしまうこともあります。
そういった時に「こうしませんか?」と明るくポジティブに意見を言ってくれる人がいいですね。たとえ斬新なアイデアでなくても、発言してくれるだけで案件が前に進むこともありますので、そういった方がいてくれると本当に助かります。
おわりに
オーダーメイドによってお客様の要望を形にし続けてきたダイワ化成様。
今回取材を行って、会社全体で協力しながらお客様の要望を叶えていこうという社員の方々の真剣な姿勢やイチから製品を生み出す面白さを垣間見ることができました。
お客様の要望をオーダーメイドで叶えるダイワ化成であなたも働いてみませんか?
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