お酒好きなら10倍楽しい!新橋の隠れ家割烹『ちくわ』、頼れる助っ人を探しています。

レッド

written by 斉藤彩

東京は新橋3丁目。ここには夜な夜な機嫌の良い声で溢れる会員制の小料理屋がありました。
「ちくわ」と名づけられたその割烹、なんと熱海で2店舗目のオープンが決まっているんだとか。

今回はそんな「ちくわ」で女将を務める増川 ひろみさんに、設立秘話から最新の求人募集まで、ちくわに関するよもやま話を伺ってきました。
あなたも今夜は新橋に足を運びたくなるかもしれません。

インタビュイー:増川 ひろみ(ますかわ ひろみ)様

インタビュイー:増川 ひろみ(ますかわ ひろみ)様

新橋の会員制小料理屋の女将。
『周りにどんな人と言われる?』という質問に「元気だねって!ハハ!」と即答。
話しているだけで相手を自然と笑顔にさせてしまう、おそらく超能力の持ち主です。

インタビュアー:えがちゃん

インタビュアー:えがちゃん

「働くかっこいい大人を増やす」ために、中目黒でおダシ屋を営むインビジョン株式会社の営業兼お笑い担当(打率は低め)。
将来の夢は、頑張るビジネスマンにそっと寄り添う「お味噌汁屋さん」をやること。

 

はじまりは「朝9時渋谷」が辛くなってきた35歳

 

ーーー早速ですが、ちくわ誕生のきっかけを教えていただけますか?

前職はサラリーマンをやってたんですが、仕事以外にも楽しいことが多すぎて、夜な夜なお酒を飲んで、全力で遊んで、家にいることがほとんどないような日々を過ごしていました。

でも5年前、35歳になって「朝9時まで渋谷」みたいな生活が体力的にも辛くなってきて。もっと自由に過ごしたいなと思って、思い切って仕事も辞めることにしました。

 

ーーーではお店をやりたくて前職を辞めた、という訳ではなかったんですね。

お店をやるなんて全然考えてませんでした。ずっとお客さん側だと思ってたんで。笑

でも自由に過ごすってことを考えたときに「もしかしたら”自分の場所”を持ってみたら、おもしろいことができるかもしれない」って思ったんです。

そこから『自分のお店を持つ』っていう妄想がどんどん膨らんでいくんですけど、妄想が妄想で終わったら嫌だなと思って、商売の神様みたいな知人に相談してみたんです。その人にセンスないよって言われたらやめようと思ってたんだけど、話したら「いいじゃん」って言ってもらえて。

 

ーーー妄想から全てが始まるんですね!お料理は元々得意だったんですか?

全然!笑
だからその人にも、「お前料理作れないだろ。何か1品でもいいから作ってみろ」って言われて、出てきたお題が『グリーンカレー』でした。

飲み歩いて飲食関係の知り合いがたくさんいたので、他にも飲食店や酒屋さんの社長たちが食べに来てくれて、お題のグリーンカレーと、妄想の中で出したいなと思っていた料理を何品か作って出したんです。

そしたらみんなに「いいね!」って言ってもらえて。実はもう物件も探してたので、その場で申し込みの電話をかけました。

 

ーーー妄想から実現までが速すぎる…!

やりたいって言い出してから3ヶ月も経たないうちにオープンしましたね。

 

待望の2店舗目、ついにオープン!in熱海

 

ーーー今回2店舗目をオープンされるとのことですが、熱海を選んだきっかけはどのようなものだったんですか?

実は友人の付き添いで下見に行ったのが最初だったんです。めっちゃいい物件なのに友人は契約しないと言うので、私が代わりに契約しちゃいました。笑

熱海は子供の頃から住みたいと思ってたし、コロナで営業できない時間が長くなって、どんだけ楽しく、精神衛生上いい状態で生きていくかってことを考えたときに、「好きな場所で実際に暮らしてみたら、楽しく健康的に生活できるんじゃないか」って思ったんですよね。

 

ーーー好きな場所で暮らすって素敵ですね。3店舗目のオープンも視野にあったりするんでしょうか?

そうですね。まだ物件を探している段階ですが、3店舗目も考えてますよ!

 

ーーー新橋でも熱海でも共通かと思うんですが、増川さんが大事にしたいなと思うお客さんはどのような方々ですか?

私の持ってる場所で、本当に楽しんでくださるお客さん、かなぁ。あとはそこで繋がっていく皆さんとのご縁を楽しめる人

「一人で静かに呑みたいから放っておいてほしい」とか「女の子に構ってほしい」みたいな方には、正直うちのお店は合わないんじゃないかな。

 

「やりたいことは、やらないとやりたかったことになってしまうから」

 

ーーー増川さんがここまで大胆に行動できる背景には、どんな考え方や価値観があるのでしょうか?

焦ってるんですよ、本当に。なぜか自分には時間がないと思ってて。
やりたいと思ったことをすぐ行動に移さないと、やりたかったことになっちゃうじゃないですか。だから本当にやりたいことはやってみないといけないなって。

何でなんだろ、早死にするのかな。今もすごく焦ってます。多分満足してないんだと思います。今の生活は幸せだけど、まだ何か欲しいみたい。笑

 

ーーーやりたいことがまだまだたくさんあるんですか?

いっぱいありますよ。例えばお菓子を作って売りたいとかね。近いうちに形にしたいなと思ってます。

あとは土地を買う!でっかいお家を建てたいんです。
最近「家族が困ったら住まわせてあげられるくらいにちゃんとしよう」って思うようになって。

『みんなが集まれる場所』を持っていれば、私も幸せだしね。
いつ誰が来てもいいように、場所を整えたいなと思ってます。そこで商売をするにしろしないにしろ、私は誰かの中で生きていく人だと思うので。

 

ーーー今の日本って、8割くらいの人がやりたいことがないって回答してるらしいですよ。

やりたいことがあるって幸せなことだなと本当に思います。その方が楽しく前向きに生きられると思います。
10年後だと遅いんですよ。だからあと5年は必死に生きるつもりです。

それに、一人で切り盛りするって体力的にも結構大変なんですよ。5年前に始めておいてよかったなって思ってます。

 

ーーー2店舗がオープンするにあたって新しい仲間が必要だと思うんですが、どんな方と一緒に働きたいですか?

元気でかわいい、人たらしな子がいいです!笑

人の魅力とか個性ってそれぞれ違うから、色んな子がいてくれた方が面白いと思うんです。その上ちくわで楽しく働いてくれたら、それ以上のことはないですよね。
お酒とかお話するのが好きな子なら、10倍は楽しく働けると思います!

 

ーーーこれから入る子は新橋と熱海どちらで働くことになりますか?

最初から熱海で働けます、っていう子はなかなかいないと思うので、新橋で働いてもらう予定です!
新橋ってね、本当にいいところなんですよ。私、大好きなんですこの場所が。

お店同士の仲も本当にいいし、いいお店もたくさんあるので、お酒が好きで楽しく働きたいっていう子にはぜひ会いに来てほしいですね。

 

ーーー増川さんのファンになるお客様の気持ちがすごく分かりました。
私もお酒大好きなので、ぜひ今度「ちくわで1日働いてみた」みたいな企画やらせてください!笑

ぜひぜひ!それやりましょう!!先に新橋のいいお店紹介しますね!!笑

 

***

 

取材後記

取材後、営業中のお店にもお邪魔させていただきました!
10席ほどのカウンターは満席。そこには隣同士初対面でも仲良くお酒を飲み交わす温かい空間が。

増川さんがいるからこそ、その温かさが何倍にも感じられる『ちくわ』。
一度行けば虜になること間違いなしの素敵なお店で、お客様に愛されるお店の本質を見た気がします。

インタビューからもにじみ出ている、明るくポジティブな増川さんらしさに、この日もものすごくパワーを頂きました!
増川さん、前向きでナチュラルな、素敵なお話をありがとうございました!

ちくわの採用情報はこちらから!

 

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